ASUS Chromebook Flip C214MA(C214MA-BW0028)は、耐久性に優れた教育機関向けコンバーチブルタイプ。収納できるスタイラスペンや、アウトカメラも搭載していて、様々な学習シーンに対応できる。
ASUS Chromebook Flip C214MA スペック
型番 | C214MA-BW0028 |
CPU | インテル® Celeron® N4000 |
OS | Chrome OS |
メインメモリ | 4 GB LPDDR4 2400MHz |
表示機能 | ディスプレイ:11.6型ワイドTFTカラー液晶 (Corning® Gorilla® Glass 3) 表面仕様:グレア 解像度:1,366×768ドット (WXGA) タッチパネル:搭載 グラフィックス機能:インテル® UHD グラフィックス 600 (CPU内蔵) 外部ディスプレイ出力:最大3,840×2,160ドット |
ストレージ | eMMC:32GB |
カメラ | アウトカメラ:503 万画素 インカメラ:92 万画素 |
通信機能 | 無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth機能:Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.1 (Type-C/Gen1) x 2 USB 3.0 x 1 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 microSDカードスロット x 1 |
オーディオ機能 | ステレオスピーカー内蔵 アレイマイク内蔵 |
入力 | キーボード:78キー日本語キーボード ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド 10点マルチタッチ・タッチスクリーン |
バッテリー | 駆動時間:約12時間 充電時間:約4時間 消費電力:最大約45W |
サイズ | 幅:292mm 奥行き:199mm 高さ:19.5~20.1mm(突起部除く) |
質量 | 約1.29kg |
主な付属品 | ACアダプター 製品マニュアル 製品保証書 スタイラスペン |
参考:ASUS Chromebook Flip C214MA(C214MA-BW0028)
※液晶が非光沢で、スタイラスペンが付属しないモデルもあります。
・ASUS Chromebook Flip C214MA(C214MA-BU0029)
ASUS Chromebook Flip C214MA 概観レビュー
ディスプレイは、360度回転する11.6インチの光沢液晶。画面強度は、Corning® Gorilla® Glass 3が採用されている。非光沢のモデルもあるが、スタイラスペンは搭載されない。
天板には、ASUSUとChromeのロゴ。凹凸のあるデザインは、マイクロディンプル処理が施されていて、傷や指紋が付きにくい仕様。
底面の手前両側にある2本のラインがスピーカー。天板同様に傷や指紋が付きにくい加工が施されている。また、手前側のゴム製バーグリップがあることにより、手に持った時に滑りにくく持ちやすい設計にもなっている。
右側面には、音量調節ボタン、電源ボタン、USB 3.1 (Type-C/Gen1)、スタイラスペン収納、セキュリティロック。
左側面に、USB 3.1 (Type-C/Gen1)、microSDカードスロット、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、USB 3.0。
キーボードは、78キー日本語キーボードを採用。パームレスト右下に、アウトカメラ用のレンズを搭載している。
テントモードにした状態だと、底面のスピーカーが前に向くため、動画コンテンツなどの視聴に向いている。
スタンドモードなら、角度調節が柔軟なためスタイラスペンの入力等にも最適。
タブレットモードにすれば縦画面にしても使え、Androidアプリを起動した時にも扱いやすい。
ACアダプターは小型で軽量。電源コードはちょっと太め。Type-C端子は左右両方にあるので、柔軟な充電が可能です。
ASUS Chromebook Flip C214MA ベンチマーク
Octane Scoreを計測してみると、13997という結果。インテル® Celeron® プロセッサー N3350を搭載した ASUS Chromebook C523NAが 12117だったので、少しだけパフォーマンスは高い。
ASUS Chromebook Flip C214MA バッテリーテスト
PCMark for Android Benchmark でバッテリーテストを計測したところ、10時間19分という結果。バッテリー残量が20%までのテストになるため、スペック通り12時間持ちそうです。これだけ持ってくれれば、教育機関に限らず、仕事やプライベートのモバイル用途としても十分使えます。
ちなみにパフォーマンスも計測してみたところ、7672というスコアでした。
充電速度も悪くない
充電時間も計測してみました。製品スペックには約4時間と記載があるけれど、2時間もあれば十分なようです。駆動時間も長いし充電速度も悪くないので、授業中の電池切れに悩むことはなさそう。これなら、休み時間の充電だけでも大丈夫かも。
バッテリー残量を16%まで減らした状態から充電し、30分おきに確認したものを表にしてみたので参考に。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 16% | 0% | 0% |
30分 | 43% | 27% | +27% |
1時間 | 72% | 56% | +29% |
1時間30分 | 91% | 75% | +19% |
2時間 | 98% | 82% | +7% |
米軍規格の高い堅牢性
米国国防総省の軍用規格(MIL-STD-810G)の複数項目に準拠した、高い耐久性があるというのも特徴です。本体の周囲は、グレーの丈夫なゴム製バンパーに覆われているため、持ち運びの多いタフな環境でもしっかり保護してくれる。さらに、一般的な机よりも高い1.2mからの落下テスト、ポート耐久テスト、ヒンジ開閉テスト、圧力テストなど、ASUS独自の品質試験にもクリア。教室で教師や生徒が安心して使える耐久性を実現している。
また、耐久性を重視してしまうと重たくなりがちではあるが、約1.29gと十分軽量のため持ち運びも問題ない。子供が扱うにはちょうど良いバランスのコンバーチブルスタイルChromebookだ。
タッチペンツール搭載
タスクトレイの左側に、タッチペンツールが搭載されている。付属されているスタイラスペンに反応する便利なツールです。
- 一部分をキャプチャ
- 画面をキャプチャ
- メモを作成
- レーザーポインタ
- 虫メガネ
メモを作成は、初期設定でGoogle keepが割り当てられていますが、他の目もアプリをインストールすることで、設定から起動させるメモ用アプリを切り替えることができます。
キャプチャ機能は、キーボードのショートカットでも可能です。使い方等は、別記事でまとめてあるので参考に。
アウトカメラ搭載で様々なシーンに対応
アウトカメラが搭載されているのも特徴で、様々な学習シーンで活躍しそうです。カメラを起動するのは、アプリ一覧にあるカメラアイコンをタップするとインカメラが起動。あとは左下にある回転矢印アイコンで切り替えるだけ。使い方はスマホと同じなのだけれど、タブレットを縦持ちと横持ちにしたときに、画面が切り替わってしまうのが少し使いづらいところ。
カメラ性能
設定から、カメラの解像度やアスペクト比も柔軟に変更できる。初期設定では最高画質となり、データ容量を減らしたいときには変更すること。アスペクト比1:1となるスクエアでの写真撮影は、全ての画質に対応。
アウトカメラ | インカメラ | |
カメラの解像度 写真 | (4:3)5メガピクセル (4:3)3.1メガピクセル (16:9)2.1メガピクセル (4:3)1.9メガピクセル (4:3)1.2メガピクセル (16:9)0.9メガピクセル (4:3)0.5メガピクセル (4:3)0.3メガピクセル (16:9)0.2メガピクセル (11:9)0.1メガピクセル | (16:9)0.9メガピクセル (4:3)0.3メガピクセル (11:9)0.1メガピクセル |
カメラの解像度 動画 | HD 1944p(2592:1944) HD 1536p(2048:1536) HD 1080p(1920:1080) HD 1200p(1600:1200) HD 960p(1280:960) HD 720p(1280:720) HD 600p(800:600) HD 480p(640:480) HD360p(640:360) HD 288p(352:288) HD 240p(320:240) HD 144p(176:144) HD 120p(160:120) | HD 720p(1280:720) HD 480p(640:480) HD 288p(352:288) HD 240p(320:240) HD 144p(176:144) HD 120p(160:120) |
グリッドの種類 | 3×3 4×4 黄金比 | 3×3 4×4 黄金比 |
タイマーの時間 | 3秒 10秒 | 3秒 10秒 |
ミラーモード | 対応 | 対応 |
Googleレンズには非対応
アウトカメラが使えるので、Googleレンズを試してみましたが「Googleレンズを使用するには、Googleアプリを更新する必要があります。」と表示されてしまい使うことができなかった。Googleレンズはインストールできても、Googleアプリが「お使いのデバイスのこのバージョンには対応していません。」と非対応になる。
Chromebookによって、対応しているアプリと対応していないアプリに違いがあるのは理解しておきたいところ。ちなみに、QRコードの読み取りは他のアプリで可能です。
まとめ
ASUS Chromebook Flip C214MA(C214MA-BW0028)は、耐久性に優れているため教育機関に向いている。スライラスペンの収納やアウトカメラも搭載していて、様々な学習シーンに対応できる万能デバイスです。法人や教育機関に限らず、個人での購入も可能なため、子供の知育用にも適しています。特に画面が360度回転するコンバーチブルタイプなら、WindowsよりもAndroidアプリが使えるChromebookの方がおすすめ。
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