
ASUS Chromebook Flip C434TA(C434TA-AI0115)は、インテル® Core™ i5-8200Y プロセッサーを搭載したハイスペックモデル。仕事も遊びも快適にこなせる、ワンランク上のChromebookだ。
ASUS Chromebook Flip C434TA スペック
型番 | C434TA-AI0115 |
CPU | インテル® Core™ i5-8200Y プロセッサー 動作周波数:1.3GHz (ブースト時は最大3.9GHz) キャッシュメモリ:インテル® スマート・キャッシュ 4MB |
OS | Chrome OS |
メインメモリ | 8GB |
表示機能 | 液晶ディスプレイ:14.0型ワイドTFTカラー液晶 表面仕様:グレア 解像度:1,920×1,080ドット (フルHD) タッチパネル:搭載 グラフィックス機能:インテル® UHD グラフィックス 615 (CPU内蔵) 外部ディスプレイ出力:最大2,880×1,800ドット |
ストレージ | eMMC:64GB |
カメラ | 92万画素Webカメラ内蔵 |
通信機能 | 無線LAN機能:IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth機能:Bluetooth® 4.0 |
インターフェース | USB3.1(Type-C/Gen1)×2 USB3.0×1 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 microSDカードスロット×1 |
サウンド | スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (2W×2) マイク:アレイマイク内蔵 |
入力 | キーボード:78キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド 10点マルチタッチ・タッチスクリーン |
バッテリー | 駆動時間:約10時間 充電時間:約4時間 消費電力:最大45W |
サイズ | 幅320.9mm 奥行き202.3mm 高さ15.7mmサイズ (突起部除く) |
質量 | 約1.45kg |
主な付属品 | ACアダプター 製品マニュアル 製品保証書 |
参考:ASUS Chromebook Flip C434TA(C434TA-AI0115)
ASUS Chromebook Flip C434TA 概観レビュー

ディスプレイは、360度回転する14インチの光沢液晶。フレームの幅は狭く、画面占有率は87%もあるコンパクト設計。

カラーはシルバーのみで、天板にはASUSとChromeもロゴ。

底面の前側両端にある楕円形の部分がスピーカー。音質は、絶賛とは言えないけれど悪くはない。

右側面に、microSDカードスロット、USB3.1 Type-C。

左側面に、USB3.1 Type-C、USB3.0、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、音量調節ボタンと電源ボタン。タブレットモードで使用しているときはスマートフォンのように、音量下と電源ボタンでスクリーンショットの撮影も可能。

キーボードは、78キー日本語キーボードを採用。キーピッチは19mmを確保していて、タイピング感も悪くない。

バックライトは5段階の切り替えが可能。調節は、altキーを押しながら、F6とF7の位置にある太陽のようなアイコンのキーを押す。明るいところでも付けていると、アルファベットが光るため、逆に見にくくなる。タイピングが苦手なら、消し方は覚えておきたいところ。

フレームの周囲はダイヤモンドカットが施されていて、Chromebookとは思えない高級感があるのも特徴。

スタンドモードにした状態。ヒンジは柔らかすぎずしっかりしている。角度調節が柔軟でタッチ操作するのに向いている。

テントモードにすると底面のスピーカーが前に向く。このモードは動画視聴に最適。

タブレットモードにすれば、縦向きでいろんなAndroidアプリを楽しめる。ただし、質量が約1.45kgとタブレットとして使うには重い。唯一のデメリットがこの重さかもしれない。

テーブルの上で使うだけなら、フラットにすることでタブレットモードにしなくても十分使える。これなら持ち上げる必要もないため、重さも気にならないのはメリット。画面は、Ctrl + Shift + 回転キー(F3)を押すたびに90度の回転してくれる。これを知っていれば、対面に画面共有したいときにも便利。

付属のACアダプターは小型で軽量、持ち運びも楽。
ASUS Chromebook Flip C434TA ベンチマーク

Octane Score を計測してみると、29262という結果。インテル® Celeron® プロセッサー N3350を搭載した ASUS Chromebook C523NAが 12117だったので、それだけパフォーマンスは高いというのが分かる。
ASUS Chromebook Flip C434TA バッテリーテスト

PCMark for Android Benchmark でバッテリーテストを行ってみた。結果は、8時間33分とかなり優秀。バッテリー残量が20%までのテストになるので、スペックに記載がある通り10時間の作業もこなせそう。普通に作業をしていてもバッテリーの減り方が遅いのを実感でき、1日十分持つと思った。ACアダプターは持ち歩かなくて平気だけど、コンパクトで軽量のため持っていても苦にはならないかも。
パフォーマンスも計測してみたところ、10150という高いスコアが出た。Android用アプリの計測結果のため参考値ではあるが、ここまで高いスコアが出るスマートフォンはないかも。ちなみに ASUS Chromebook C523NA では、6195というスコアだった。
急速充電も快適
製品スペックには充電時間が約4時間という記載があるけど、そんなに遅くはなく、むしろ快適な急速充電です。バッテリー残量が16%まで減った状態から、30分で58%まで回復してくれるほど。どれくらいの充電速度だったか、表にしてみたので参考に。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 |
0分 | 16% | 0% |
30分 | 58% | 42%(+42%) |
1時間 | 86% | 70%(+28%) |
1時間30分 | 98% | 82%(+12%) |
動作は快適で初期投資の価値あり
Chromebookは動作は軽く、そこまでの性能は必要とされないため、安価で提供されているのが多い。ASUS Chromebook Flip C434TA(C434TA-AI0115)では、省電力で高性能のインテル® Core™ i5-8200Y プロセッサーを搭載することで、よりスムーズな動作と長時間駆動を実現してくれた。
Windowsの場合、使っていくうちに動作が不安定になることがあるけど、Chromebookなら同じ状態のまま使い続けられるというメリットもある。Chromebookとしては少し価格は高くなってしまうものの、数年使うことを考えると、コストパフォーマンスはとても良いことになる。仕事も遊びも快適にこなしたいなら、初期投資する価値は十分にあるだろう。
タブレットとしても使える2in1コンバーチブルパソコン探しているなら、Windowsと比較しても、Androidアプリが使えるChromebookの方がおすすめ。少し使い方が違うため乗り換えを検討しているなら、使い方も参考に。
法人教育機関向けフリップスタイル
ASUS Chromebook Flip C434TAには、法人教育機関向けモデルもあります。インテル® Core™ m3-8100Y プロセッサーを搭載した、メモリ8GBモデル(C434TA-AI0084)と、メモリ4GBモデル(C434TA-AI0095)の2製品です。見た目の違いはなく、高級感はそのまま。ASUS Storeで購入できるので価格を抑えたいならこちらの選択肢もあり。
Androidアプリの動作確認

全てのAndroidアプリが使えるわけではなく、対応していないものもあります。例えばポケモンGOは非対応でインストールさえできない。同じような位置ゲーのドラクエウォークは、まれに動作が不安定になることもあるけど遊ぶことはできた。その他に、マリオカートツアーはタブレットモードにして大画面で遊ぶことができました。
Playストアからアプリをインストールできても起動できないものもあります。普段スマートフォンで使っているアプリが全て動作する保証はないですが、アカウントを簡単に切り替えられるアプリなどは、大画面で遊べてしまうのもメリット。
まとめ
高性能でデザイン性まで良い ASUS Chromebook Flip C434TAは、Androidアプリも動作する2in1コンバーチブルパソコンでWindowsよりもおすすめ。タブレットとして使うときには重さが気になるところだけど、その他はとても快適に使えるChromebookです。
記事作成時にASUS Storeを確認したところ、インテル® Core™ i5-8200Y プロセッサーを搭載した(C434TA-AI0115)は人気のようで在庫切れとなっていました。急ぎで必要な場合は、価格を抑えたインテル® Core™ m3-8100Y プロセッサーモデルも検討してみてください。
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