MiniTool Partition Wizard プロ版 10.3を提供して頂きました。ドライブの領域不足なども簡単に解決できる高機能なパーティション管理ソフトです。
MiniTool Partition Wizard
MiniTool Partition Wizardは、データを維持したままパーティションの作成、サイズ変更、分割、結合などが簡単にできるWindows用のパーティション管理ソフトです。提供していただいたのはプロ版の10.3になり、最近11にバージョンアップしたようです。
パーティション分割の所要時間
パーティションの分割は、空き容量があればWindowsの機能でもできるけれど、MiniTool Partition Wizardでどのように動作するのか試してみました。
MiniTool Partition Wizard プロ版 10.3を起動したときの画面。パソコンを廃棄するときなどに、復元できないようにするディスク抹消機能なんてのもあります。ここからCドライブを選択し、パーティションの分割を試します。
Cドライブを選択すると、左側のメニューがそのパーティションで行える項目に変わります。パーティションの分割を選択すると、新しいパーティションの作成画面が開く。
新しいパーティションの位置とサイズの設定では、数値を入力しなくても、スライドさせるだけで簡単に分けることができます。青色の濃いところは使用済みのため、薄いところの範囲内であれば自由に設定できそうです。
今回は分割できる最大値までスライドさせてみました。OKをクリックするとすぐに適用されるわけではないため、やり直しも可能です。
左上にある適用をクリックすることで変更した内容の実行に移ります。この時、他のアプリケーションはすべて終了しておくように。適用する前であれば、1つ前に戻ったり、変更しようとした操作の破棄もできます。
適用すると実行されるのですが、今回はシステムドライブとなるCドライブの分割になるため再起動が必要です。Cドライブ以外であれば、注意は表示されずそのまま実行されるかと思います。
再起動をすると、今までに見たことなない画面が表示されます。今回の適用した内容では、約5分ほどで処理が完了しました。
再起動後に確認すると、Cドライブが縮小されて、Dドライブにしっかり分割されていました。これで大事なデータをシステムドライブから隔離することができるようになりました。作業はとても簡単で、所要時間は処理時間も含めて10分もかからなかったです。
パーティションを結合した時のデータ管理
次にパーティションの結合を試しました。通常のWindowsの機能で結合しようとすると、データが消失してしまうものですが、MiniTool Partition Wizardを使えばデータを保持したまま結合することができます。そこで、分割してあるパーティションを結合したとき、データがどのように扱われるのかが気になるところ。今回は、先程分割したCドライブとDドライブを結合して試してみます。
パーティションの結合を選択し、拡張対象のパーティションを選択します。まず結合したい元になるCドライブを選択して次へ。
次に結合したいDドライブを選択します。この時に下に表示された「結合されたパーティションの内容」というのがあります。これは、結合されたときにDドライブ内のデータが保管されるフォルダ名になります。わかりやすい名前にしても良いけど、結合後でもフォルダ名の変更はできるので、認識だけしておけばよいです。
完了をしたのち、パーティションの分割の時と同様にホーム画面から適用をすると実行されます。
処理が完了すると、しっかりCドライブに結合されていました。Dドライブのデータは、Cドライブの一番上の階層に収納されています。新しく作成された「結合されたパーティションの内容」フォルダの中を確認すると、Dドライブのデータがそのまま入っていました。パーティションの結合してもデータ管理はとても分かりやすかったです。
分割と結合で領域不足も解消
MiniTool Partition Wizard を使ってみると、パーティションの分割と結合がとても簡単にできました。また、データを残したままでも結合できるため柔軟な構成が可能です。パーティションを後から作成したい時や、すでに分かれているCドライブとDドライブのどちらかがいっぱいになってしまった時など、領域不足の解消も簡単にできそう。
削除したパーティションの復元
MiniTool Partition Wizard プロ版では、パーティションの復元機能もあるので試してみました。
スキャン範囲は全体だけでなく、指定して選択ができます。スキャン方式は、クイックスキャンで見つからなかったのでフルスキャンを試しました。
フルスキャンは時間がかかりましたが、結合したDドライブが紛失/削除の状態で見つかりました。ここから必要なものだけ左側のチェックを入れて完了する。しかし既存のものにチェックを入れると、紛失/削除が重複になってしまい追加できなかった。結合したDドライブを元の状態に戻すという作業はできないようです。
最新バージョンの追加機能
最新バージョン MiniTool Partition Wizard プロ版 11では、ユーザーインターフェイスが少し違うみたいです。ディスクベンチマークやディスク使用状況分析という機能が追加され、より高機能になっているようです。他にも無料版やプロ・アルティメット版もあるので、機能の比較は公式ページを参考に。
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