Yoga Book 9i Gen 8 レビュー!13インチ×2画面のモバイルノートPC

13.3インチの画面が2つ付いた「Yoga Book 9i Gen 8」のレビューです。縦置き横置き、ヒンジも360度回転するという、いろんな使い方ができるノートパソコン。

※貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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  1. スペック
  2. 外観チェック
  3. UserCenter
    1. デュアルスクリーン操作
    2. 機能
      1. ウィンドウ管理
        1. ウィンドウをドラッグしてレイアウトを設定
        2. フォーカス・クリック
        3. デュアルスクリーンのウィンドウ・レイアウト
        4. ウィンドウ・フリック
        5. クロススクリーンブラウジング
      2. 仮想キーボード
        1. 従来のキーボード
        2. キーボードの透明度
        3. キーボードの種類
        4. ウィジェット・バー
        5. スマート・ブックマーク
        6. 仮想タッチパッド
        7. 仮想タッチパッドのサイズを調整する
      3. クイック・アクセス
        1. アプリグループ・ランチャー
        2. ライブ壁紙
        3. 静止画壁紙
        4. 明るさ
        5. スマート議事録
      4. スマート・ノート
        1. スマート・ノート
        2. ロック画面のメモ
        3. スマート・ブックマーク
        4. クイック起動/クイック・スクリーンショット
      5. スマート・リーダー
        1. スマート・リーダー
        2. ページめくりの効果とサウンドをシミュレーションします
        3. 読み取りメモ
        4. 没入型読書
      6. デュアルスクリーンでのゲーミング
    3. デュアルスクリーン設定
      1. ウィンドウ管理
      2. デュアルスクリーンの明るさ
      3. デュアルスクリーンの壁紙
      4. 仮想キーボード
      5. 仮想タッチパッド
      6. ウィジェット・バーエリア
      7. クロススクリーン・ブラウジング
      8. アプリ・グループランチャー
  4. Lenovo Pen Setting
  5. Smart Appearance
  6. Lenovo Vantage
    1. 電源モード
    2. 充電
    3. ディスプレイ設定
    4. ジェスチャー
    5. ウィジェット
  7. ベンチマーク
    1. ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
    2. CrystalDiskMark
  8. バッテリーテスト
  9. まとめ

スペック

型番82YQ004KJP
OSWindows 11 Home 64bit (日本語版)
プロセッサーインテル Core i7-1355U プロセッサー
メインメモリ16GB
SSD1TB (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ13.3型 × 2枚(共通仕様)
2.8K OLED (有機EL ディスプレイ)
2880×1800ドット
16:10
マルチタッチ対応(10点)
光沢あり
本体寸法 (W×D×H)mm約 299.1×203.9×15.95mm
本体質量約 1.34kg
価格Lenovo直販モデル
382,800円

外観チェック

アスペクト比16:10、13.3インチの2.8K有機ELディスプレイが2枚付いたノートパソコン。天板左上にYOGA、右下にLenovoのロゴ、カラーはタイダルティール。

底面はゴム足があるだけのシンプルなデザイン。左右スリットから吸気して、背面に排気するエアフローになっています。

付属品は、Lenovo Digital Pen、Bluetoothキーボード、フォリオケース、65WのACアダプター。ペンとキーボードを収納するフォリオケースには折り目が付いている。キーボード+ケースの重さは約437g。

折り目に合わせて展開すると、スタンドとして利用できます。磁力でつくため手間なくに可変し、ペンを収納したままでもOK。キーボードは離しても使えるように滑り止めが付いています。

スタンドは、縦置きでも横置きでも安定感があります。画面タッチしながら作業するか、キーボードを離して使うならタッチパッドはないためマウスがほしいところ。

キーボードは下画面の上に乗せるだけで反応。下側に置くと、システム情報、ニュース、天気、メールなどのウィジェット・バーを表示。上側にした場合は、タッチパッドが使える。

左上のアイコンをは、タッチパッドを広く使える機能。右上はペン入力により、ロック画面にブックマーク表示するメモを書ける。タッチパッドの範囲以外をタップするとバイブで反応してくれる仕様です。カスタマイズするにはバーチャルキーボードから。

8本指でタップするとバーチャルキーボードを起動できます。右上×の隣にキーボードのカスタマイズ設定がある。テーマ、不透明度、振動、サウンド、カスタマイズ済みから画像の取り込みも可能。8本指で下にスワイプすると下側に寄せることもでき、F11を押すとウィジェット・バーの表示も可能。

左側面に、Thunderbolt 4 ポート。右側面に、電源ボタン、プライバシー(電子式)スイッチ、Thunderbolt 4 ポート×2。キーボードの右側に、電源ボタン、USB Type-C充電ポート。

背面のヒンジは、無数のドットが空いているデザイン。内側はサウンドバーのスピーカーなっています。正面から聞こえるため音質はかなり良く感じる。

ヒンジは360度回転可能で、テントモードにすることでプレゼンテーションなどで対面の人に共有しやすい。スタンドモードの場合は、画面が逆さになるため操作が必要です。360度回転させると画面2の方は消灯し、タブレットモードとして使えます。

UserCenter

UserCenterから、デュアルスクリーンの使い方や機能などのチュートリアルを確認できます。

デュアルスクリーン操作

仕事、勉強、携帯性、コラボレーション、エンターテイメントなどのシーンにおいて、画面モードの使い方をイメージできる。

機能

初期設定でオフになっている機能もあります。デュアルスクリーン設定にて有効化することで対応する。

ウィンドウ管理

ウィンドウをドラッグしてレイアウトを設定

ウィンドウをドラックするとアプリレイアウトが表示され、ドロップすることで配置できます。初期設定では、2画面またいで全画面表示するアプリレイアウトは非表示なっていました。

フォーカス・クリック

タスクバーをタップすると、画面間でアプリを移動できます。初期設定ではオフ。

デュアルスクリーンのウィンドウ・レイアウト

「最大化」ボタンにマウスを合わせると、別画面のレイアウトを追加で表示する。

ウィンドウ・フリック

指でアプリのタイトル・バーをドラッグし、別画面に向けてとフリックするとフリック先の画面に移動する。初期設定ではオフ。

クロススクリーンブラウジング

横向きでデュアルスクリーンを使用中に、5本指で画面をタップすると2画面またいでの全画面表示ができます。初期設定ではオフ。

仮想キーボード

従来のキーボード

下の画面を8本指でタップするか、システム・トレイにあるアイコンをタップすると、仮想キーボードを起動する。

キーボードの透明度

仮想キーボードの右上端にある設定ボタンをタップすると、キーボードの透明度を調整できます。

キーボードの種類

定義済みキーボード・スキンの切り替えや、画像を取り込んだ独自のカスタマイズにも対応する。

ウィジェット・バー

Bluetoothキーボードを画面下側に配置するとウィジェット・バーを表示する。仮想キーボードを下側に表示した時にも対応するが、自動表示は初期設定ではオフ。F11押すたびに、表示/非表示に対応する。

スマート・ブックマーク

トラックパッドの右側からペンでメモを書きこむことができ、ブックマークするとロック画面に表示されます。ブックマークは最大5つ。

仮想タッチパッド

下の画面を3本指でタップすると、仮想タッチパッドを有効化する。

仮想タッチパッドのサイズを調整する

仮想タッチパッドの左上端にある「サイズ変更」ボタンをドラッグするとサイズ変更できます。

クイック・アクセス

アプリグループ・ランチャー

よく使うアプリグループを作成し、ワンクリックで起動する。

ライブ壁紙

特別に設計された動くデュアルスクリーン壁紙を適用できます。

静止画壁紙

縦向き横向きにした時に表示が変わるデュアルスクリーン用の静止画壁紙を適用できます。

明るさ

明るさスライダーで、2つの画面の明るさを別々に調整できる。

スマート議事録

TeamsまたはZoom会議に参加すると、議事録オプションが自動的に表示され起動しやすくする。初期設定ではオフ。

スマート・ノート

スマート・ノート

手書きメモを作成できる「Smart Note」が搭載されています。

ロック画面のメモ

ロック画面にペンをに合わせると「Smart Note」が起動し、メモやスマート・ブックマークを作成できます。

スマート・ブックマーク

メモを作成し、上にスワイプするとブックマークできます。メモ内に「12:00」形式で時間を書き込むとリマインダーの作成もできる。

クイック起動/クイック・スクリーンショット

画面の右下から中央にスワイプすると「Smart Note」を起動。左下から中央にスワイプするとスクリーンショットを撮影します。

スマート・リーダー

スマート・リーダー

デュアルスクリーン用にカスタマイズされた電子書籍リーダー「Smart Reader」が搭載されています。

ページめくりの効果とサウンドをシミュレーションします

ページめくりの疑似効果とサウンドにより、本物のような読書体験ができる。

読み取りメモ

デュアルスクリーンのため、ドキュメントを読みながらメモを作成できます。

没入型読書

ツールバーとアクション・ボタンを非表示にして没入型読書モードに入ります。

デュアルスクリーンでのゲーミング

  • アスファルト9
  • モダンコンバット5
  • Dungeon Hunter 5

デュアルスクリーン表示に対応しているゲームの紹介。

デュアルスクリーン設定

動作しない機能がある場合にはデュアルスクリーン設定を見直すことで改善できるかと思います。

ウィンドウ管理

ウィンドウのレイアウト、フォーカス・クリック、ウィンドウ・フリックなどの設定があります。

デュアルスクリーンの明るさ

それぞれの画面の明るさ設定。「システムの明るさが変わると、明るさコントロールが自動的にポップアップ表示されます。」にチェックが入っていれば、クイックパネルの明るさ調整、もしくはF5/F6で明るさを変えたときに、ポップアップでスライドバーが表示されます。

デュアルスクリーンの壁紙

デュアルスクリーンに対応した、動くライブ壁紙と、縦向きと横向きで画像が変わる静止画壁場身があります。

仮想キーボード

仮想キーボードの起動方法。

  • 入力ボックスをタップ
  • 8本指で下画面をタップ
  • システム・トレイのアイコンをタップ

入力ボックスをタップは、初期設定でオフになっています。

仮想タッチパッド

仮想タッチパッドの起動方法。

  • 3本指で下画面をタップ
  • システム・トレイのアイコンをタップ

ウィジェット・バーエリア

ウィジェット・バーエリアに表示する項目について。仮想キーボードとBluetoothキーボード使用時に自動的にウィジェット・バーを自動的に表示する設定。Outlookメッセージの読み取りを許可という項目もある。エリアスぺーーすを通常の拡張画面として使いたい場合は、フォーカス・ウィンドウに切り替えます。

クロススクリーン・ブラウジング

2つの画面にまたがって全画面表示する設定。どちらも初期設定でオフになっている。

  • 5本の指で画面をタップする
  • 全画面用のアプリレイアウトを追加する

アプリ・グループランチャー

レイアウトを設定してワンクリックで起動するアプリ・グループランチャーという機能についてと、スマート議事録の設定があります。

分割にも対応し、最大で4つのレイアウトを作成できます。

Lenovo Pen Setting

Lenovo Pen Settingでペンのカスタマイズができます。ボタンの割り当てを放射状メニューにすると、使える機能を増やせる。

  • 放射状メニュー
  • 消去
  • ペン横のボタン
  • 開く/起動
  • キーストローク
  • Windows検索
  • ウィジェット
  • ページアップ
  • ページダウン
  • 戻る
  • 進む
  • コピー
  • 貼り付け
  • やり直し
  • アップ理ケーションの切り替え
  • Lenovo Pen Setting
  • Webブラウザー
  • 電子メール
  • 再生/一時停止
  • 次のトラック
  • 前のトラック
  • 音量 大
  • 音量 小
  • 消音
  • 左クリック
  • 右クリック
  • 第4ボタンクリック
  • 第5ボタンクリック
  • 無効

放射状メニューに割り当てられる機能は、上記項目にないものもあります。

Smart Appearance

ビデオ会議でカメラ効果を強化するアプリです。背景の置き換えや、見栄えを良くするエフェクト機備わっています。

  • 背景
  • フェイス・フレーミング
  • ビデオ・エンハンサー
  • アイ・コンタクト補正
  • 顔フィルター

Lenovo Vantage

Lenovo Vantageのデバイス設定に便利機能がまとまっています。

電源モード

電源モードは3つあり、Fn+Qキーを使って切り替えることもできます。

  • 適応パワー・モード(自動):作業内容に応じて自動で切り替える
  • バッテリー節約機能:低音で静かになりバッテリー消費を減らす
  • パフォーマンス:超高パフォーマンスのためファンの速度・騒音が大きくなる

充電

充電について3つの設定がある。保全モードと急速充電の併用は不可。

  • 保全モード:充電を80%までに制限してバッテリーの寿命を伸ばす
  • 急速充電:通常より早く充電できる
  • 夜間バッテリー充電:充電パターンを学習して適切な充電を行う

ディスプレイ設定

ディスプレイの設定には、色温度を調整するアイ・ケア・モード、デバイスから離れたことを検知するゼロ・タッチ機能、ディスプレイの一部を暗くして消費電力を軽減するOLED電源といった機能があります。

ジェスチャー

左右を上下にスワイプして、画面輝度や音量を調整するタッチスクリーン機能もある。ですが、反応しないこともあるため使いにくい。

ウィジェット

バッテリー残量の表示、充電モードの切り替え、電源モードの変更、マイクオフ、カメラ設定のアクセスなど、ショートカット機能が使えます。

ベンチマーク

電源モードパフォーマンス適応パワー・モード(自動)バッテリー節約機能
Cinebench R23マルチ:8048
シングル:1860
マルチ:6565
シングル:1749
マルチ:4663
シングル:1254
Geekbench 6マルチ:9034
シングル:2560
OpenCL:15212
Vulkan:20374
マルチ:8393
シングル:2587
OpenCL:14475
Vulkan:19157
マルチ:4903
シングル:1939
OpenCL:11197
Vulkan:16337
PCMark 10557554714403
PerformanceTest4301.43962.72376.1
3DMark
Steel Nomad Light
12571259941
3DMark
Night Raid
178431549611844

電源に接続した状態で、電源モードごとに計測。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー

ファンモードパフォーマンス適応パワー・モード(自動)
1920×1080 高品質
(デスクトップPC)
4313
普通
3281
設定変更を推奨
1920×1080 標準品質
(ノートPC)
6234
やや快適
5813
普通

設定を下げることで、スコアはやや快適になりました。

CrystalDiskMark

  • 最大読込:5239.92MB/s
  • 最大書込:4504.62MB/s

バッテリーテスト

電源モードは、適応パワー・モード(自動)、画面輝度100%、音量0、1080PのYouTube動画を2つの画面で再生した時のバッテリーの減り方を計測。

残量減少率減少差
1時間84%-16%-16%
2時間71%-29%-13%
3時間57%-43%-14%
4時間42%-58%-15%
5時間28%-72%-14%
6時間14%-86%-14%

6時間48分で電源が落ちました。2画面を輝度100%にして、これだけ持てばかなり良いと思います。同じような2画面パソコンASUS Zenbook DUO UX8406MAだと、画面が大きくCPU性能も高いため5時間も持たなかったです。

まとめ

2画面で作業効率を爆上がりできるノートパソコンでした。スピーカー性能とバッテリー持ちが良いのもメリット。逆にデメリットは価格と重さ。本体+キーボード+ケースで約1.78kg。ペンと充電器も合わせると2kg近くになってしまう。モバイルモニターを持ち歩くよりも良いけれどもう少し軽量化してくれたらうれしいかな。

Lenovo直販モデル:Yoga Book 9i Gen 8

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