「スグレモ 撮画ツール 5」は、パソコン画面の任意の領域を撮影して加工もできる画像キャプチャーソフトになる。さらにタイマー機能も備わっていて、自動で連続撮影もできてしまう。
「スグレモ 撮画ツール 5」で出来ること
- 多彩な7種類のキャプチャ方法
- ショートカットでサクサク撮影
- 切り抜き範囲を後から調整
- 文字や図形を書き込める
- タイマー撮影、連写撮影もできる
7種類のキャプチャ方法
撮影ボタンの隣から撮影領域の選択ができる。
- 全画面を保存
- アクティブウィンドウを保存
- 選択ウィンドウを保存
- 矩形領域を保存
- 楕円領域を保存
- フリーハンドを保存
この6つの撮影機能のほかに、Webページのスクロールキャプチャもできる。特にアクティブウィンドウや選択ウィンドウ、範囲を自分で指定できる矩形領域は良く使う機能となるだろう。
Webページ全体をキャプチャする
Webページ全体をキャプチャするには、ブラウザのアドオンをインストールする必要がある。Firefoxでアドオンをインストールするのは、「スグレモ 撮画ツール 5」のプログラムの中にある「Satsuga5.xpi」を、Firefoxの開いたページにドラッグアンドドロップする。プログラムの場所は、SOURCENEXTの中。
C:\Program Files (x86)\SOURCENEXT\スグレモ 撮画ツール 5\アドオン\Firefox
インストールしたらFirefoxを再起動する。右上のメニューからカスタマイズを選択し、スグレモ 撮画ツールのアイコンをドラッグしてツールバーにドロップで完了。これでページ全体をキャプチャをクリックするだけで、全体を保存してくれるようになった。スクロールせずにワンクリックで撮影してくれるのはとても便利。
Google Chromeのアドオンは、オンラインマニュアルに記載してあるリンクからインストールする。オンラインマニュアルを開くには、「スグレモ 撮画ツール 5」右上の?から。
ショートカット方法は変更できる
設定のショートカットを開くと、ショートカット方法を変更することができる。他のツールでショートカット方法がダブってしまうときには変更すると良いだろう。
ショートカットを利用するときには、設定のキャプチャにある「キャプチャ前に確認する」をオフにしておいた方が、ワンクッションがなくなり使い勝手が良くなる。シャッター音を鳴らしたり、マウスポインタをキャプチャする設定もある。「スクリーンショット内のデスクトップを灰色で塗りつぶす」はオンにしておくと、余計な背景が映りこまなくて便利。
撮り直しからトリミングをする方法
選択ウィンドウを保存にしても撮影するものによっては、余白が入り背景が映りこんでしまうものもある。編集でトリミングという項目はなく、右側にある「撮り直し」から範囲を指定して撮り直せる。
撮り直しをクリックすると、赤枠が表示される。背景をなくしたいときは右上を左下、もしくは左上を右下の2ヵ所を斜めに縮めると速く編集できる。
撮り直すのが面倒な場合は、「スクリーンショット内のデスクトップを灰色で塗りつぶす」をオンにしておいたほうが楽かも。それと「スグレモ 撮画ツール 5」を終了してしまうと、撮り直しが表示されなくなるので注意。常駐していればパソコンを再起動するまで撮り直し可能。
編集から文字や図形を書き込める
編集をクリックすると、別枠で編集画面が表示される。編集画面は拡大と縮小もできるが、右上の□をクリックして全画面表示した方が編集しやすい。手書き、矢印、罫線、四角、角丸長方形、楕円、テキストなど、10種類のカラーと3種類の太さで自由に書き込むことができる。使ってみて思ったのが、はじめに書き込んだものを直したいというときには、そこまで戻ってやり直さないといけないのがデメリット。またモザイク機能もなく、簡単な編集と割り切って使うのが良さそう。
編集作業はScreenpressoの方が高機能で便利。モザイク機能もあるし、一度書き込んだものも移動出来たり自由度が高い。
タイマー撮影で連写も可能
タイマー機能は2~120秒の間で設定ができ、連続して20回までキャプチャしてくれる。最低2秒の間隔でしか連写できないのが残念。1秒間隔でも出来たら作業の幅も広がりそうだ。逆に120秒まで設定できるのはメリットで、撮りたいところに合わせてゆっくり作業ができる。タイマーと回数を設定したら、キャプチャボタンの隣にある時計のアイコンをONにする。キャプチャをすると、カウントダウンとあと何回と表示され自動で撮影してくれる。途中で中止もできるので、回数は多く設定しておいても問題ない。
保存先をDropboxに変更できる
キャプチャした画像の保存先を、クラウドストレージのDropboxに変更することができる。Dropboxにしておくことでバックアップにもなるし、他のパソコンからでも同期して使えるというメリットがある。ただし「スグレモ 撮画ツール 5」は、1つのパソコンでしか使えないので違うパソコンでの編集はできない。両方で使いたい場合には、もう1つ購入する必要でてくる。画像のデータだけでもDropboxで同期しておくと便利。
外部ツールとの連携機能
左上にあるアイコンをクリックするとメニューが表示される。ペイントツールの起動をすると、Windowsにはじめから備わっているペイントアプリを起動し編集できる。再起動した後の撮り直しができなくなった画像でも、ペイントを使えばトリミングも可能。Eメールで送信は、メールクライアントソフトを起動してくれる。毎回同じところに送るなら、設定で宛先をあらかじめ入力しておくと楽。すべてを選択して、まとめて送ることもできる。
まとめ
「スグレモ 撮画ツール 5」は編集などで使いづらいところはあるけれど、タイマーの連写機能やWebページ全体をキャプチャがスムーズで使いやすく便利。タイマーの時間を調節すればいろいろなことに使えそうだ。
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