着脱式でタブレットのようにも使える「ASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)」のレビューです。ASUS USI Penを本体に収納し、メモリ8GBストレージ128GBと容量の大きいWi-Fiモデルになっています。
※貸出機のレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
スペック
製品名 | ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A) |
型番 | CM3001DM2A-R70006 |
OS | ChromeOS |
更新スケジュール | 2033年6月 |
CPU | MediaTek Kompanio 520 (8186) |
メモリ | 8GB(LPDDR4X-3600) |
ストレージ | 128GB(eMMC) |
ディスプレイ | 10.5型ワイドTFTカラー液晶 グレア 1,920×1,200ドット (60Hz) タッチ対応 |
インカメラ | 503万画素Webカメラ内蔵 |
アウトカメラ | 503万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | 5.2 |
バッテリー駆動時間 | 約12時間 |
キーボード | 78キー日本語キーボード (JIS配列) |
インターフェース | USB3.2 (Type-C/Gen1) マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック |
サイズ/質量 | タブレットのみ ・幅259.5mm×奥行き169.2mm×高さ8.95mm ・約609g タブレット + スタンドカバー ・幅267.76mm×奥行き177.5mm×高さ14.65mm ・約738g タブレット + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー ・幅267.76mm×奥行き182.85mm×高さ19.6mm ・約988g |
付属品 | ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、ASUS USI Pen (本体収納可能)、デタッチャブルキーボード、スタンドカバー |
価格 | 69,800円 |
外観チェック
ディスプレイは、10.5インチ解像度1,920×1,200(16:10)の光沢液晶。キーボードは取り外し可能で、リフト機能はなくフラットのまま使用するタイプ。
横向き上部に503万画素インカメラ、堅牢性を重視しているのかベゼル幅は広め。キーボードはしっかりしていて、程よく厚みがあり打ち心地は良い。
手触りの良いさらっとしたデザインのスタンドカバーとデタッチャブルキーボードの裏側。売れ行きの良かった前モデルChromebook Detachable CM3のような縦置きには対応はしていない。
下側にキーボードドックコネクタがあり、接続すると自動で認識。スタンドカバーは外すと約609gのタブレットとして使える。アウトカメラは内側と同じ503万画素。上部に、ASUS USI Penとマイク穴。
ASUS USI Penは左右対称のデザイン、プッシュポップアップ式で前モデルよりも取り出しやすくなった。筆圧レベル4096、傾き検知は最大55°、15秒の充電で約45分使用できる急速充電に対応する。
左側面に、電源ボタン、音量調節ボタン、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、USB Type-C、スピーカー。右側面にはスピーカーのみ。スタンドカバーは最大170°まで開く。
スタンドカバーは縦用に開く機能はないけど、側面に傾斜があるため縦置きすることは可能です。角度調整はできないので、手前側に力が加わると弱いのですが意外と安定してます。付属するアダプタは45Wに対応。
ベンチマーク
CPU | Kompanio 520 | Celeron N5100 |
Octane2.0 | 23198 | 29398 |
CrXPRT 2 | 77 | 102 |
Speedometer2.0 | 28.4 | 45.5 |
Jetstream2.0 | 77.044 | 95.281 |
Geekbench 5 (Android) | シングル:504 マルチ:1442 | シングル:598 マルチ:1476 |
右側に比較対象として、Celeron N5100を搭載したASUS Chromebook CX1 (CX1102)を掲載。スコア的には負けているけど、バッテリーテスト結果からみても省電力設計のようです。
バッテリーテスト
音量50%ほど、輝度60%ほどの設定で、YouTubeの動画を再生してバッテリーの減り方を計測しました。1時間で10%程度減り、10時間以上の駆動を確認。バッテリー持ちは良いようです。
残量 | 減少値 | 減少差 | |
1時間 | 92% | 8% | 8% |
2時間 | 83% | 17% | 9% |
3時間 | 74% | 26% | 9% |
4時間 | 65% | 35% | 9% |
5時間 | 56% | 44% | 9% |
6時間 | 46% | 54% | 10% |
7時間 | 36% | 64% | 10% |
8時間 | 27% | 73% | 9% |
9時間 | 17% | 83% | 10% |
10時間 | 8% | 92% | 9% |
急速充電の速度計測
充電時間 | バッテリー残量 | 回復量 |
0 | 5% | 0 |
15分 | 27% | +22% |
30分 | 50% | +23% |
45分 | 68% | +18% |
1時間 | 78% | +10% |
1時間15分 | 85% | +7% |
1時間30分 | 91% | +6% |
1時間45分 | 96% | +5% |
2時間 | 99% | +3% |
バッテリー残量5%まで減らした状態からの充電速度を計測。70%ぐらいまでは急速に充電し、後はバッテリーに負荷がかからないようにゆっくり充電されます。
設定→デバイス→電源→アダプティブ充電を有効にすると、バッテリーを80%前後に保つことでバッテリーの寿命を伸ばす機能もある。
8GB/128GBのWi-Fiモデル
電源ボタンの上にSIMスロットがあるLTE対応モデルがau限定で販売されています。単体でモバイル通信が可能だけど、メモリ4GBにストレージは64GBと少なく、価格は同じ69,800円。SIMスロット以外の見た目は変わらず、型番は末尾が違う。
- LTEモデル:CM3001DM2A-R70008
- Wi-Fiモデル:CM3001DM2A-R70006
持ち運び用で常に通信が必要というわけではないなら、メモリ8GBにストレージ128GBのWi-Fiモデルの方が扱いやすい。
ゲームの動作確認
パズドラやポケモンGOは非対応。Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)も対応していなかった。
原神
ストレージ容量が大きいので原神をインストールしてみました。グラフィックスの画質は最低(デフォルト)となっていて見た目にもかなり荒い。動作はスムーズではなく無理はあるけれど動くのは確認できた。
作業用デバイスのためカジュアルゲームなら遊べるけど重たいゲームには不向き。インストール不要でブラウザで起動するクラウドゲームなら十分楽しめます。
パルワールド
Xbox Game Pass のクラウドゲーミングで、人気の「パルワールド」を試してみました。端末の性能を問わずブラウザで遊べるため、インターネット環境とコントローラーがあれば快適に遊べます。ただし、Androidアプリの「Xbox Game Pass」で起動すると画質が荒く文字が少し見にくいため、Chromeブラウザで起動したほうが文字ははっきり見える。
「ペルソナ3 リロード」など一部のゲームはタッチ操作に対応しています。しかし操作しにくいためコントローラーはあった方が良い。
Chromebookの特典
購入特典として、マインクラフト(2,660円相当)が無料で利用できます。特典の提供期間は6月30日までで、規定数に達した時点で終了とのこと。特典の利用期間は2024年7月31日まで。
その他にも、100GBのクラウドストレージが利用できる「Google One」を12か月無料でお試し、広告なしの「Youtube Premium」を3か月無料で体験できます。
まとめ
同じ着脱式で人気のあったDetachable CM3(CM3000)より、ASUS USI Penの取り出しが快適になった。バッテリー持ちも良く、タブレットでもノートパソコンとしても気軽に持ち運んで使えるChromebookです。
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