ASUS台湾本社にて、日本向けノートPC2023春夏モデルの新製品発表会が行われました。31製品74モデル同時発表って狂ってる(いい意味で)ちょっと多すぎて把握しきれないです。
2023年コンセプト「Less is More」
2023年ASUSは「Less is More(少ない方が豊かである)」をコンセプトに、あらゆる無駄をそぎ落としながらも必要な部分や強みを最大限に引き出しデザインや性能に反映させているとのこと。
抗菌仕様について、キーボードやタッチパッド部分のウィルスまで抑制する新たらしいテクノロジーも発表された。アンチマイクロバイアルガードプラスを搭載するモデルでは、新型コロナウィルスCOVID-19にも対応するという。
注目は極薄軽量モバイル
無駄を省くというコンセプトに一番マッチしているのが、薄さ10.9mm、軽さ約1kgのZenbook S 13X OLED UX5304VAになる。今回たくさんのモデルが発表されているけど、これが目玉となるようですね。
Zenbook S 13X OLEDのパーツを分解した展示もされていました。横から見ると、それぞれの薄さが良く分かります。
ファンは小さくなってダブルファンを搭載。後ろ側にある大きいサイズのものは旧型で、比較対象として展示してあるようでした。
ディスプレイは有機ELの13.3型、アスペクト比は16:10と作業スペースも広い。日本で発売するモデルは日本語キーボードとなります。
天板には、プラズマ電解酸化処理という聞きなれない加工をしているそうです。滑らかな手触りだけでなく、耐摩耗性や腐食防止などあらゆる効果を発揮するという。底面はもう少し軽量化できそうな気はするけど、強度を保つためにあえて削っていないのか。
これだけ薄くてもHDMI端子も配置され、Thunderbolt 4 (Type-C)が2つ。右側には、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックとUSB3.2 (Type-A/Gen2)もあり使い勝手は良さそう。
縦置きできるデタッチャブル2in1
キーボードが取り外せるデタッチャブルタイプのVivobook 13 Slate OLED T3304GAも面白いデザインでした。キーボードは普通のフラット型で、先日レビューしたROG Flow Z13のように傾斜は付かないけど、背面スタンドに特徴がある。
背面スタンドは磁力で付いていて必要ないときは外して軽量化。キックスタンドの一部は斜めになっているため、縦置きも出来てしまう。角度調整はできないもの、いろんなシーンで便利に使えそうです。
【追記】縦置きどころじゃなかったです。360度回転するフリップタイプのように使えました。
クリエイター向けのダイヤルは4タイプ
Vivobook Pro 16X OLED、Zenbook Pro 14 OLEDは、タッチパッドの中にフラットなダイヤルパッドを搭載。
Zenbook Pro 14 OLEDは、タッチパッドの中にあり凹凸のあるタイプ。
Zenbook Pro 16X OLEDは、タッチパッドの外側にダイヤルパッドを配置。
ProArt Studiobook 16 OLEDでは、本格的なダイヤルが付いている。
これだけの種類を作ってしまうのはさすがASUS。他の企業ではここまではやらないでしょうね。
発売未定モデル
日本展開されるかは未定だけれど、裸眼で3Dコンテンツを見れるProArt Studiobook 16 3D OLEDの展示もありました。ProArt Studiobook 16 OLEDと比較すると上部のカメラ部分が広く、そこにアイトラッキングのセンサーが組み込まれているようです。これは人の目を認識して表示するため画像としては映らない仕組み。見続けているとタッチパッドあたりまで飛び出してくるような立体視を体験できた。かなりリアルで捕まえたくなるような感じです。
その隣にはAPEとコラボしたVivobook BAPE Editionも展示。これについては、今回一緒に行動していた「The そうじろう(@TheSoujiro)」さんがま情報をとめてくれているので参考にしてください。
まとめ
「Less is More(少ない方が豊かである)」をコンセプトに、31製品74モデルのノートPCが発表されました。他にはない特徴的な製品を出してくれるASUSは実に面白い企業です。製品によって発売日は異なるため、公式サイトASUS Storeを確認してください。
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