FREETELのSAMURAIシリーズから、新たに「KIWAMI 極 2」が発売された。見た目は「REI 麗」を大きくしただけのようだが、中身は全く違い10コアのCPUを搭載した高性能スマホになる。
「KIWAMI 極 2」の外観
5.7インチWQHDのスーパー有機ELディスプレイは、色彩が鮮やかでかなりきれい。持った感じは大きく、映像コンテンツを楽しむのに向いている。「REI 麗」と比べてもひと回り大きく、片手では操作しづらいという印象。
ディスプレイを正面とした右側面には、音量ボタンと電源ボタン、逆の左側面にはSIMスロットがあるだけですっきりしている。これだけ薄く作られているので、大きさがあるのにとても軽く感じる。
高品質なアルミのフルメタルボディはマットな質感で、触り心地が良く滑りづらい。しかしカメラ部分は少し浮いているし、端末が大きいと落としそうになるので保護ケースが欲しいところ。カメラ性能も良く、撮った写真はスーパー有機ELディスプレイがとてもきれいに映し出してくれた。

充電はUSB Type-C端子で、上下を気にせずにどちらでもさせるのがとても便利。左右にある穴は、左側がマイク穴で、右側はスピーカー。横向きのゲームをやるときなど、スピーカーを塞いでしまいそうになる。イヤホンジャックも反対側の上部にあるので邪魔になる、Bluetoothイヤホンのほうが快適かも。

カスタマイズできるFREETELボタン
FREETELボタンは戻る機能や指紋認証だけでなく、アクションにより機能を振り分けることもできる。長押しとダブルクリックでは、好きなアプリを設定することが可能。
例えば長押しにカメラアプリを設定すると、画面上からアイコンを探すことなくクイック起動でき、シャッターチャンスを逃さない。カメラはロック画面からでも起動できるので、電話やメール、LINEやTwitterなど頻繁に使うアプリを設定しておくのも良いかも。

FREETEL UI ver.2.0が便利
オリジナル機能のFREETEL UIがver.2.0になって、さらに便利になったようだ。下からスワイプしてショートカットを表示できるスワイプアップランチャーでは、Wi-FiやBluetoothなどのオンオフだけでなく、長押しすることでそれぞれの設定を開くことも出来る。一番右にスライドしていくと、順番の並び替えもでき、さらに画面の撮影機能も追加されている。これでスクリーンショットや切り抜き、画面の録画までもが可能となった。それと、新たにFREETEL Keyというランチャー機能も追加され便利に使えそうだ。

電池はどのくらい持つのか
初期の状態で余計なアプリは入れずに1日放置してみたところ、5%しか減らず残り約18日と驚異的な結果となった。バックグラウンドで動作するアプリがなければかなり持ちそうだ。次に連続して使うとどうなるか、ドラプロというゲームを約30分やってみた結果10%ほど消費した。やはり大きな画面を、連続した時間表示しているとそれなりに減ってしまうようだ。さらにポケモンGOでジムバトルをやってみたところ、約30分で17%も減ってしまった。使い方によって電池の持ち具合はかなり変わってきそう。一般的な使い方なら余裕で持ちそうだけれど、ヘビーユーザーだと急速充電対応のモバイルバッテリーを持っていると安心だ。

デュアルスタンバイにも対応したSIMスロット
2枚のSIMカードを挿入できる「デュアルSIM」で、2回線同時に待ち受けができる「デュアルスタンバイ」機能に対応した。これにより、かけ放題のある通話SIMと、データ専用のSIMで節約した使い方もできそう。2台持ちをしていた人も1台に集約できるだろう。「KIWAMI 極 2」では、サイズは2枚ともnanoSIMとなる。
SDカード非対応なのが残念
「KIWAMI 極 2」では残念ながらSDカードには対応していないようだ。内部ストレージは64GBと容量は多いので、それほど困ることはないとは思う。写真や動画をたくさん撮るという人は、クラウドサービスにバックアップを取るなどして容量を管理するのが良いだろう。
緊急警報にも対応している
今までのFREETEL製品では対応していなかったけれど、「KIWAMI 極 2」では緊急警報にも対応している。設定を開いてみたが、何も変更することなくそのまま使っていて良さそうだ。試すことが出来ないのが残念、いざという時にちゃんと機能してくれるのか不安は残る。
まとめ
「KIWAMI 極 2」は5.7インチでも薄型軽量でデザインも良く、使っているとディスプレイのきれいさが際立つ。10コアのCPUでサクサク動き、同じ形状をしたREI 麗ほど発熱はしない。FREETEL UIも使いやすく、残念なのはSDカード非対応なところぐらいか。今後Android7.0にもアップデート予定とのことで期待したい。
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