「Black Shark 5」と「POCO F4 GT」比較!スペックだけでわからない違いは

「Black Shark 5」と「POCO F4 GT」を細かく比較してみました。端末スペックだけでなく、使い方も大きく違ってくるため参考に。

スポンサーリンク

スペック比較

Black Shark 5POCO F4 GT
OSAndroid12(JOYUI13)Android12(MIUI 13 for POCO)
CPU
GPU
Snapdragon 870
Adreno 650
Snapdragon 8 Gen 1
Adreno 730
RAM+ROM8 GB + 128 GB8 GB + 128 GB
12 GB + 256 GB(Amazon)
サイズ高さ:163.8mm
幅:76.3mm
厚さ:10mm
高さ:162.5mm
幅:76.7mm
厚さ:8.5mm
重量218g210g
スピーカーデュアルステレオスピーカー左右対称のクアッドスピーカー
バッテリー4650mAh4700mAh
付属品ACアダプタ(120W)
USB Type-C ケーブル
SIM取り出しツール
保護ケース
ACアダプタ(120W)
USB Type-C ケーブル(L字)
SIM取り出しツール
保護ケース
USB Type-C to 3.5 mm イヤホンアダプタ

ベンチマーク比較

Black Shark 5
Snapdragon 870
POCO F4 GT
Snapdragon 8 Gen 1
1回目
上昇温度
715967
8.6℃
950469
10.1℃
2回目
上昇温度
702675
4.5℃
計測不可
3回目
上昇温度
701472
2.9℃
904380
6.6℃

AnTuTu Benchmark(v9.4.4)にて、3回連続で計測した結果です。スコアは「POCO F4 GT」のほうが高いけれど、2回目は発熱でアプリが停止してしまい計測不可となった。性能が高い分、発熱と電力消費量が大きいのはデメリット。パフォーマンスを維持したいなら冷却クーラーがあると安心。「Black Shark 5」はバイパス充電に対応しているため、充電しながらでも発熱の心配はないのはメリット。

ディスプレイ

Black Shark 5POCO F4 GT
ディスプレイ6.67インチ6.67インチ
リフレッシュレート144Hz120Hz
タッチサンプリングレート720Hz480Hz

ディスプレイのサイズは同じだが、リフレッシュレートとタッチサンプリングレートは「Black Shark 5」の方が優位。

しかし「Black Shark 5」の通常使用時には、リフレッシュレートの自動調整機能はなく3段階の切り替えのみ(ゲームモードでは自動に対応)。「POCO F4 GT」は、デフォルト(自動)に対応する。

Black Shark 5 Pro」はインテリジェンス(自動)に対応しています。

バッテリー比較

Black Shark 5
144Hz
POCO F4 GT
自動調整
計測結果8時間38分10時間27分
20%までの時間7時間20分8時間49分

PCMark の Work 3.0 battery life で計測した結果です。バッテリー容量の差は、50mAhしかないためほど同等。リフレッシュレートの初期設定が違うため、駆動時間に差が出ています。逆に言うと「Black Shark 5」は、高リフレッシュレート設定のままでも8時間以上の結果が出ているということ。

Black Shark 5POCO F4 GT
充電前15%15%
5分58%49%
10分86%67%
15分90%83%
20分94%99%
25分98%

充電時間はどちらも120Wの急速充電に対応しているため爆速。

Black Shark 5POCO F4 GT
バイパス充電対応非対応
付属のケーブルタイプ通常L字

「Black Shark 5」は、バッテリーに充電しないで給電を行えるバイパス充電に対応する。バッテリーに負担をかけることなく、充電による発熱の影響もないのがメリット。「POCO F4 GT」はバイパス充電は非対応だけど、L字ケーブルが付属しているため邪魔になりにくいというのはメリット。

カメラ比較

Black Shark 5POCO F4 GT
アウトカメラメイン:6400万画素
広角:1300万画素
マクロ:200万画素
メイン:6400万画素
広角:800万画素
マクロ:200万画素
インカメラ1600万画素2000万画素

カメラ機能は「POCO F4 GT」の方が充実している。

「POCO F4 GT」は、アウトカメラとインカメラで同時撮影ができるデュアルビデオに対応。その他にも、ムービー効果の「マジックズーム」「タイムフリーズ」、クローンの「フリーズフレーム」など面白い機能を標準搭載。Xiaomi公式Twitterで動画を確認できます。

Black Shark 5
POCO F4 GT

夜景撮影を比較してみても、明るくとれている「POCO F4 GT」の方が優位か。

外観比較

デザイン性は、光沢のあるブラック一択「Black Shark 5」と、特徴的なサイバーイエローカラーの「POCO F4 GT」(ステルスブラックとナイトシルバーもある)。

「Black Shark 5」の方が少し厚みがあり、8gほど重い。それとSIMスロットが下部にある。どちらもイヤホンジャック非搭載で、「POCO F4 GT」にはUSB Type-C to 3.5 mm イヤホンアダプタが付属する。

「POCO F4 GT」は左右対称のクアッドスピーカー「Black Shark 5」はデュアルステレオスピーカー。聴き比べてみると違いは感じるけれど、そこまで大きな差はない。

どちらもマグネット式ポップアップトリガーを搭載。「Black Shark 5」は、別売りの冷却クーラーを装着するとき電源ボタンが邪魔にならないように少し上に配置されている。

音量調節ボタンの配置も違う。「POCO F4 GT」のSIMスロットは、左側面の上部にある。

使い方の違い

ゲーム機能

ゲーム機能は「Black Shark 5」の方が圧倒的に優位。マスタートリガーは柔軟に設定可能で、マジックプレスやモーションセンサーにも対応する。「POCO F4 GT」では、操作(単発)と連続(押す離す)の割り当てにしか対応していない残念な仕様。その他、マクロやバイパス充電、時間をさかのぼって録画できる機能など違いはあるため別記事を参考に

その他、マクロやバイパス充電、時間をさかのぼって録画できる機能など「Black Shark 5」の方が多くのゲーミング機能が搭載されている。

Master Trigger

「Black Shark 5」では、マスタートリガーのショートカットにシステム機能だけでなくアプリの指定も可能。それに画面ロック時やスイッチの切り替えにも機能を割り当てたり、カメラアプリ設定にもシャッターやズームの割り当てがある。「POCO F4 GT」では、2回押すと長押しに一部の機能を割り当てのみ。カメラにも対応していないのが残念なところ。

Magic Press

「Black Shark 5」では、Magic Pressに対応。画面を押した圧力に機能を割り当てられます。ただし、個人的には使いにくかったため必要ないとは思う。「POCO F4 GT」は非対応。

背面タップと指紋センサーをダブルタップ

「POCO F4 GT」では、背面タップと指紋センサーをダブルタップに対応。背面タップは、2回と3回にそれぞれ機能を割り当てられ、指紋センサーをダブルタップにはライトをオンの項目だけ1つ多くある。全部使うと誤動作を起こしやすいため、よく使う機能に絞って割り当てるのが良さそう。「Black Shark 5」は非対応。

Shark Chan

「Black Shark 5」には Shark Chan が搭載されていて、ホーム画面や目覚まし、充電時のアニメーションに設定することもできる。それと常時オンディスプレイにもShark Chanやブラックシャークのロゴがあるのも違う。おまけみたいなものなので、「POCO F4 GT」にはない機能。

AR+の対応状況

  • Black Shark 5:非対応
  • POCO F4 GT:対応

「Black Shark 5」はゲーミングスマホでも、Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に非対応なのが残念なところ。遊びたいゲームタイトルによっては、「POCO F4 GT」の方が優位。

価格の違い

  • Black Shark 5:69,800円
  • POCO F4 GT:74,800円

価格差は5,000円。ゲーム機能を重視するなら間違いなく「Black Shark 5」。普段使い重視なら「POCO F4 GT」もコスパは抜群。頻繁に割引セールをやることもあるし、特にIIJmioの特価だとおかしいぐらい安く買えます。

まとめ

ゲーム機能を期待しないで、安く買えるなら「POCO F4 GT」を選択するのも悪くない。しかし、「Black Shark 5」の方が機能が多く、ゲーミングスマホとしては優秀。購入を検討している場合は、使いたい機能が搭載されているかしっり確認しておくこと。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました