ROG Phone 6/6PRO の別売りのアクセサリー、外付けクーラー「AeroActive Cooler 6」と、ゲームパッド「Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6」のレビューです。
新モデルの ROG Phone 7 にも外付けクーラーとして接続できます。ゲームパッドは、バンパーを接続しての有線使用はできない。無線(Bluetooth)接続なら可能とのこと。
AeroActive Cooler 6
「AeroActive Cooler 6」には薄型のハードケースが同梱されています。ROG Phone 6/6PRO本体のほうに付属しているケースだと厚みがあって装着できないようです。
左右に2つずつ白い部位がボタンになっており、Game GenieのAirTriggers設定から操作を割り当てられます。
下部に、ROG Phone 6/6PRO本体の充電に使うUSB Type-C端子。装着時にスタンドを開くことで自立させることもできます。ただし、スタンド部分は薄いので強度は心配になる。
上部のUNLOCKを押すとカチッとアームが持ち上がります。
ROG Phone 6/6PRO本体側面のUSB Type-C端子を差し込み、上部アーム部分をカチッと言うまで押し込むと装着完了。
装着すると電源ボタンがカバーされ、そのまま押すことができます。
専用のAeroケースと「AeroActive Cooler 6」を装着した時の重さは、375.2gほど。ライティングは、Armoury Crateのコンソールから点灯制御できます。
スタンドを広げれば自立してくれるので、動画視聴や「Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6」をつないでゲームをするのにも使える。
AeroActive Cooler設定
「AeroActive Cooler 6」の接続時に、Armoury Crateのコンソールを開くとクーラー温度とシステム温度が表示される。詳細設定からは、冷却モードの変更や点灯制御のカスタマイズもできます。
- スマート:自動的に冷却モードを切り替える
- クール:安定した高速エアフロー
- フロスティ:熱電冷却を使った高速エアフロー
- フローズン:熱電冷却を使った超高速エアフロー
クールは電力を抑えたファンのみの稼働。他はペルチェ素子を使った熱電冷却も併用する。フローズンは、ファンの回転数も最大となるため充電器を接続しながらでないと使えないモード。
ライティング設定
点灯制御から状態ごとのライティングをカスタマイズができます。
AeroActive Cooler 専用のライト効果
- AeroActive Cooler が接続されました
- ボタンモード
- 熱電冷却に切り替え時
- 外付け充電器を接続時
- 温度で色を変える
- システムモードで色を変える
モード設定
- 音楽再生時
- Xモード
- 画面オン時
- 画面オフ時
システムライト設定
- 着信時
- 通話中
- ゲーム中
- 通知を受信時
- 端末の充電中
オンオフだけでなく、それぞれの項目によって違いがあり柔軟なカスタマイズに対応している。
クーラーボタンの設定
Game GenieのAirTriggersからクーラーボタンの設定ができます。タップ設定は、タップかオフのみ。4つのボタンは必要ないというときには、一部をオフにしておくという使い方もできる。
ボタン設定は4つのアクションに対応。
- タップ
- 連射
- マクロ
- AirTriggersプロファイル
冷却性能
バイパス充電でフローズンモードにし、AnTuTu BenchmarkをXモードで計測した結果です。連続で稼働させても、大きな温度上昇はなくパフォーマンスを維持してくれました。
原神をグラフィックス設定を最高にし、フレームレートを30FPSと60FPSで比較してみました。
フレームレート | 30FPS | 60FPS |
システム温度 | 32℃ | 37℃ |
CPU温度 | 50℃ | 60℃ |
GPU温度 | 47℃ | 56℃ |
最高設定でもシステム温度は32℃を維持。そこからフレームレートを上げると、5℃上昇程度で一定を保ってくれていました。ちなみにクーラーなしの場合、46℃~49℃くらいになる。
Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6
ROG Kunai 3 チャージャー、ROG Kunai 3 コントローラー、プロテクションバッグ、ROG Kunai 3 グリップ、ユーザーマニュアル、バンパー、Type-A to C ケーブルが付属します。
グリップの装着は、背面の台形になっている部分をはめ込むだけのシンプルなつくりだけれど、意外としっかしている。
グリップを外すときは、グリップ中央にあるボタンを押し込むだけ。チャージャーにはUSB Type-Cがあり、有線での接続にも対応する。
バンパーは、ROG Phone 6/6PROの下部にあるUSB Type-C端子を差し込んで装着。
コントローラーを左右に装着するとかなり長い。コントローラーにあるボタンはショートカットキーとして機能し、仮想タッチカーソルボタンはスクリーンショットを割り当てるなどのカスタマイズも可能。
クーラーの取り付けも可能ですが、クーラーボタンは遠くなってしまうため使わなそう。
Bluetoothの設定
- 左のコントローラ上の接続スイッチをBluetoothに設定
- ゲームパッド上のホームボタンを1回押して電源を入れる
- ステータスインジケーターが青色にゆっくり点滅
- ゲームパット上のホームキーを3~5秒間押し続けて放す
- ステータスインジケーターが青色に早く点滅するとペアリング準備完了
- ROG Phone でBluetoothデバイスを検索
- ROG Kunai 3 Gamepad をタップしてペアリング
Bluetoothの接続は一般的なデバイスと違い、ペアリング準備の作業をしないといけないです。一度ぺリングをすれば次からはホームボタンで電源を入れるだけでつながります。オフにしたいときはホームボタンを約10秒間長押し。
LEDインジケーターステータス
LEDインジケーターの色でバッテリー残量がわかります。
- 赤色:0~25%
- 黄色:25%~90%
- 緑色:90%~100%
製品スペックに記載されているバッテリー駆動時間は約6時間。
キーマッピング
ゲームパッドを接続するとGame Genieにキーマッピングが追加されます。それをタップするか、コントローラー右側のキーマッピング(スタート)ボタンを押して編集画面になる。上部の+からキーを追加します。
- 矢印キー:左サムスティック
- ビューの切り替え:右サムスティック
- MOBAスキル:その他のボタン割り当て
MOBAスキルではなくボタンを設定することもでき、その場合は、該当する場所をタップしてボタン設定を開き、タップ、マクロ、シューティングアシスト機能の割り当てに対応する。
原神では、キーマッピング設定があらかじめ入っていました。ただし少し使いにくいのでカスタマイズしたほうが良さそう。
まとめ
「AeroActive Cooler 6」と「Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6」は、ROG Phone 6/6PRO専用の拡張デバイスのため前のモデルでの使用はできません。ゲームパッドは無線接続のみ対応とのこと。また、アクセサリー類はあまり入荷数が多くないようなので、在庫があるうちに購入しておいたほうが良さそうです。
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