FREETELの新製品発表会にて、新型「Priori4」の発売予定日が1月27日(金曜)と発表された。旧型の「Priori3」&「Priori3S」とどのくらいの違いがあるか比較してみる。
Priori4と3&3Sのスペック比較表
項目 | Priori4 | Priori3 | Priori3S |
カラー | 6色バックカバー付パッケージ (マットブラック/シルバー/ブルー/ピンク/グリーン/パープル) |
ブラック/ホワイト/ヌーディーベージュ/ビビットオレンジ/ルビーレッド/ミントブルー |
マットブラック / パールホワイト / ネイビー |
サイズ | 高さ :144.8mm 幅 :71.5mm 厚さ :9.5mm |
高さ :132mm 幅 :65mm 厚さ :8.9mm |
高さ :144.0mm 幅 :72.0mm 厚さ :9.4mm |
重量 | 約167g | 約120g | 約161g |
OS | Android 6.0 Marshmallow (2017年春 Android 7.0にアップデート予定) |
Android5.1 | Android5.1 |
CPU | MT6737 Cortex A53 Quad core, 1.3GHz×4 | MT6735M Quad Core1.0GHz 64bit | MT6735P Quad Core1.0GHz 64bit |
メモリ | 内部RAM :2GB 内部ROM :16GB 外部メディア規格 :MicroSDHC/MicroSDXC 外部メディア最大容量 :MicroSDHC 32GB / MicroSDXC 128GB |
内部RAM :1GB 内部ROM :8GB 外部メディア規格 :microSD 外部メディア最大容量 :128GB(SD/SDHC/SDXC) |
内部RAM :2GB 内部ROM :16GB 外部メディア規格 :microSD 外部メディア最大容量 :128GB(SD/SDHC/SDXC) |
ディスプレイ(サイズ/解像度) | 5.0inch/1280×720(HD IPS) | 4.5inch/854×480(FWVGA IPS) | 5.0inch/1280×720(HD IPS) |
カメラ | メイン :800万画素 サブ :500万画素 |
メイン :800万画素 サブ :200万画素 |
メイン :800万画素 サブ :200万画素 |
バッテリー | 容量 :4,000mAh 取り外し :不可 |
容量 :2,100mAh 取り外し :可 |
容量 :4,000mAh 取り外し :不可 |
SIM | スロット数 :2(国内で使用できるのは1スロットのみ) タイプ :micro / nano SIMロックフリー |
スロット数 :2(国内で使用できるのは1スロットのみ) タイプ :標準 / micro SIMロックフリー |
スロット数 :2(国内で使用できるのは1スロットのみ) タイプ :micro / nano SIMロックフリー |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n (2.4/5GHz) | 802.11 a/b/g/n (2.4/5GHz) | 802.11 a/b/g/n (2.4/5GHz) |
Bluetooth | Version:4.0 | Version:4.0 | Version:4.0 |
デザリング | Wi-Fi / Bluetooth / USB | Wi-Fi / Bluetooth / USB | Wi-Fi / Bluetooth / USB |
センサー |
GPS搭載 (A-GPS対応) / 加速度センサー / 近接センサー / 光センサー / 重力センサー / ジャイロセンサー / 磁気センサー / e-compass |
GPS搭載 (A-GPS対応) / 加速度センサー / 近接センサー / 光センサー / e-compass | GPS搭載 (A-GPS対応) / 加速度センサー / 近接センサー / 光センサー / e-compass |
価格 | 14,800円 | 12,800円 | 17,800円 |
Priori4のスペックだけ見た印象
Priori4になって良くなったところは、OSとCPU、フロントカメラとセンサー系といったところか。Priori3Sとそれほど変わっていないような気もするが、価格が安くなっているのがすごい。このスペックで14,800円ならコストパフォーマンスは最強だろう。ただサイズが多少大きくなり、重量が少し重くなっているのが残念なところだ。最近のスマホは軽いので、Priori3Sを実際に使っていると重量はかなり感じる。欲を言うと、もう少しスリムで軽く仕上げてほしかったかも。
ジャイロセンサー追加でポケモンGO対応
ポケモンGO対策?でジャイロセンサーなどが追加されている。これによりAR機能が使えるようになり、ポケモンがあたかもリアルな世界にいるような体験をできる。しかしながらポケモンを捕まえるときにはARモードにすると難しく、それほど必要な機能ではないという人も多い。センサーを追加しないで軽量化したほうが良かったのではないだろうか。またPriori3やPriori3Sでは正確な位置情報の取得ができないため、ジムバトルをするのが難しい。Priori4に必要なのは、ジャイロセンサーよりも位置情報の精度ほうが気になる。
カラーを選ぶ必要がなくなった
Priori4では6色のカバーが全て付いてくるので、カラー選ぶ必要がないというのは面白い。「やっぱりシルバーのほうが良かったなぁ」ということがなく、その日の気分で替えることも可能だ。そんなに要らないから安くしてと思う人も多いかもしれないが、価格は十分安く設定されているのでおまけみたいなものと思ってよいだろう。
Priori4がもっとこうだったらと思うところ
Priori4はほとんどPriori3Sに近いものとなってしまった。個人的にはPriori3の小さなサイズ感が好きなので、そのサイズで性能が良いものが出るのを期待していた。しかし売れ行きはPriori3Sの方が良さそうなので、世の中の需要は大きいサイズ、もしくは電池持ちというところなのだろう。ただこの結果は、安く提供してくれているFREETEL製品だったからということもあると思う。XperiaのcompactやiPhoneSEのように、小さいサイズでも性能が良いものなら需要は大いにある。今度は逆に小さくして「Priori4SE」的なものが出ないだろうか。
まとめ
Priori4は、Priori3よりもPriori3Sの性能を良くした後継機となるようだ。新しくなったのに価格は14,800円(税抜)とPriori3Sより3,000円も安く、コストパフォーマンスが非常に高い。4000mAhという大容量バッテリーの搭載で、一般的なスマートフォンより重量感があるというデメリットはあるが、電池の持ちを重視する人には良い端末だと思う。
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