Priori3S LTEでデザリングがどのくらいできるか試してみた。電池持ちが非常によく、もしかしたらモバイルルーターよりも優れているかもしれない。
Priori3Sでデザリングをした環境
今回デザリングを試したPriori3Sには、ポケモンGO専用機として使っているため余計なアプリを一切入れていない。さらにGoogleの同期設定もオフ、音量などもゼロにして、極力電池が消耗しないようにしている。また、購入して間もないので電池の劣化もそれほどないとは思う。そんなほぼ新品の状態のPriori3Sを満充電にして、4時間ほどデザリングを試してみた。
1時間で5%しか電池が減らない
デザリングを4時間連続でした結果、電池残量が80%、残り16時間となった。1時間で5%消耗ということは、最長で20時間の連続使用が可能ということになる。モバイルルーターでもこれだけ連続で使えるものはないだろう。
SじゃないPriori3の場合だと100%から減らないこともあったので、1時間ごとにスクリーンショットを撮ってみた。右上の時間の経過とともに、電池残量が5%ずつ減っているのがわかるだろうか。
充電しながらでも発熱はしない
電池残量がいつもあるとは限らないので、残り少ない時には充電しながらやりたい。しかし充電しながらデザリングをすると、端末が発熱するのではないかというのが気になる。そこで実際に試してみたところ、それほど熱くなることはなく、少し暖かいぐらいで問題なさそうだ。ただし気温や他のアプリのなど、その人の使用環境で多少の影響はあるかもしれない。
通信速度を計測してみた
Priori3SにDTI SIMを入れて、パソコンとデザリングした時の速度を計測してみた。画像は1時間ごとに計測した結果で、平均すると1.3Mbpaほどになる。速度があまり出ていないのが気になったので、モバイルルーターAtermMR03LNにDTI SIMを入れて計測してみたところ、同じくらいの結果になった。DTI SIMの速度が出ないだけであって、Priori3Sのデザリング機能は問題ないようだ。
モバイルルーターの代わりになる
Priori3Sのデザリング性能ならモバイルルーターとしても十分使えそうだ。最大接続ユーザーは8台まで、SIMスロットは2つあるし、デザリングの時だけ切り替えるなんてのもよい。これからモバイルルーターを購入しようとしている人は、Priori3Sをデザリング専用機として候補に入れてみてはいかがだろう。
まとめ
Priori3S LTEでデザリングだけ行うと、最長で20時間の連続駆動が可能なようだ。いろんなアプリを入れていたり、使っていくうちに電池が消耗していったとしても、1日以上は十分に持ちそうな気がする。これだけあればモバイルルーターがいらなくなるという人も多いのではないだろうか。
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