動画配信向けの高品質カメラ&マイクLogicool「C980+Yeti X 」

ロジクールの高品質な配信向け機材「ストリームカム C980」と「USBマイク Yeti X」をレビュー用に提供して頂きました。SNSのライブストリーミングや本格志向の映像クリエイターに最適な機材です。

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縦長動画も撮れる「ストリームカム C980」

Webカメラとしては少し大きめな「ロジクール ストリームカム C980」フルHD1080p/60fpsの高解像度で滑らかな映像の撮影が可能。コードの長さは1.5mほど、太めでしっかりしたUSB Type-Cケーブル。

カメラマウント部分は柔軟な角度調整ができ、ある程度厚みのあるモニターの上にも設置可能です。

設置イメージはこんな感じ。垂直方向(チルト)は180°開くため下向きにしたり、カメラマウントのアームを下にずらして配置すれば上向きにもできます。

水平方向(パン)も左右に50°くらい開くため、柔軟な角度調整にも対応している。

カメラマンウントは取り外しができ、付属しているユニバーサルマウントに付け替えができます。

ユニバーサルマウントを使うと三脚などにも取り付けが可能。(※三脚は付属していません。)ここで少し注意点があります。上の写真でマウントアームが少し浮いているのが分かるだろうか。

ユニバーサルマウントの中央部分を見ると、カメラの装着向きが分かります。逆につけてしまうとしっかりはまらないので確認すること。

カメラのマウント装着部位は正方形のため、縦向きの付け替えることで、スマホ向けの縦長映像も撮れる優れたデザインになっている。ちなみにここでも向きを間違えてアームが浮いてしまった。本来はもっとしっかり固定されます。

初めに付いていたカメラマウントの方でも縦向きの設置が可能。こちらでは向きが決まっているため設置方法は間違えないと思います。

カメラ起動時には、表面のファブリック素材の中にあるLEDインジケーターが光ります。

ストリームカム C980 特徴

  • フルHD1080p/60fpsの高解像度で滑らかな映像
  • オートフォーカスと自動露出
  • 横向きだけでなく縦長の映像にも対応
  • USB Type-Cで高速転送
  • 専用無料ソフト「Logicool Capture」が使える

専用無料ソフト「Logicool Captur」

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ロジクールの公式サイトから「Logicool Capture」をダウンロードできます。

Logicool Captureを起動すると、右側にカメラが映している映像が表示されます。中央下部の赤丸をクリックすると録画の開始。左側にはいろいろな設定があり、自動フレーミングをオンにすると、顔を認識して自動調整してくれます。

下にスクロールで他の設定も表示されます。オートフォーカスは、カメラの前に近づくと自動で焦点を調整をしてくれるため、製品紹介動画を作成するときなどに便利。ただし、ワンテンポ遅いのであまり期待はしすぎないこと。下の方にあるクロマキーは、グリーンバックなど背景を切り抜き、別の映像と合成してくれる機能。緑色の布などが必要になってくるが、本格的なゲームの実況配信などもできてしまう。

下に並ぶアイコンをクリックすると、画面の切り替えやピクチャーインピクチャー表示などができる。表示位置は、上に移動したり中央でもいいし場所は自由。ここでは2つ目の映像を選択していないのですが、左側のソース2に割り当てることで表示されます。

左右の配置もできるのですが、横表示にのみで縦向きにできないのが残念なところ。

カメラを縦向きにしてしまうと、縦の表示になってしまい左右配置はできない。ストリームカム C980の縦映像と、PCの横映像を左右に配置できるように、ソフトウェアアップデートで改善できないものだろうか。

上から3つ目タブでは、透かしのオンオフ、テキスト挿入、シーン効果などがあります。シーン効果には、フィルタの選択、ソース1と2の境界線のカスタマイズや切り替えたときのトランジション効果を追加できる。

解像度の設定は、デフォルトで720pの30fpsになっています。最高設定はフルHDの60fps。縦横比率は1:1にも対応している。下にスクロールした詳細設定では、高画質のスクリーンショットを有効にもできます。

マイク設定はデフォルトになるため、ストリームカム C980やYeti Xなどに変更しておくのを忘れずに。

ショートカットキーの割り当ては、違うキーに編集することもできます。

  • alt+R 録画を開始/停止
  • alt+P 録画を一時停止/一時停止解除
  • alt+N マイクサウンドの切り替え
  • alt+M システムサウンドの切り替え
  • alt+T テキストオーバーレイの切り替え
  • alt+S スクリーンショットを撮る
  • alt+1 シーン1に切り替える
  • alt+2 シーン2に切り替える
  • alt+3 シーン1-2に切り替える(PIP)
  • alt+4 シーン2-1に切り替える(PIP)
  • alt+5 シーン1-2に切り替える(THIRDS)
  • alt+6 シーン2-1に切り替える(THIRDS)
  • alt+C シーンを循環

※シーンはソース1と2の切り替えのこと

一番下のメニューには、ダークテーマのオンオフがある。右上の月と太陽のアイコンをクリックしても切り替わります。

ロジクール ストリームカム C980は、高画質や縦長動画の撮影だけでなく、Logicool Captureでコンテンツ作成が簡単にできるのも魅力。ソフトウェアは料金がかからないため、それを考えるとカメラ価格はそこまで高くはないのかも。

公式サイト:Logicool

高品質 USBマイクロフォン「Yeti X」

Yeti Xは、ロジクールのマイクブランド「Blue Microphones」の最新フラッグシップモデル。4つのカプセルアレーを搭載した高品質のUSBマイクで、重量1280gのずっしりとした安定感のある作り。ストリームカム C980 と比べてもサイズは大きく、見た目にも高級感がある。

マイクを逆さにした状態。下側には、左に3.5mm(約1/8”)ヘッドフォンジャック、右にmicroUSB端子。2mほどある長めのUSBケーブルも付属している。中央にある標準の5/8インチネジには、マイクスタンドアームなどの取り付けが可能。背面にあるボタンは、指向性パターンセレクター。

前面にあるスマートノブを回して音量を調節。LEDメーターリングの光り方で、どれくらいの音量で話しているのかを認識できるのも便利なところ。一回押すとミュートの切り替え。長押しでヘッドフォンの音量。もう一度長押しするとブレンドモードになり、マイクとヘッドフォンのどちらを強くするかバランスの調整が行える。初期値は50/50。

指向性パターン

背面にあるボタンで、4つの指向性を切り替えられます。

ステレオ設定

ステレオ設定では左右両方のチャネルを使い、マイク正面に複数の音源がある場合にリアルなサ ウンドイメージをキャプチャするのに理想的です。これは、複数人でのポッドキャストや、ASMRなどの没入型の体験に向いています 。

無指向性設定

無指向性設定では、マイクの周囲一帯から均等にサウンドをピックアップします。これは、テーブル周囲の複数の人々との電話会議やポッドキャストなど、「そこにいる」雰囲気をキャプチャしたい状況での使用に最適です。

単一指向性(カーディオイド)設定

ポッドキャスト、ゲームストリーミング、SkypeまたはDiscord通話、ボーカルと楽器に最適な単一指向性設定は、マイクのすぐ前にある音源を豊かな深いサウンドでキャプチャします。単一指向性設定は、マイクのすぐ背後から来る音をはねつけて、背景雑音を減らします。

双指向性設定

双指向性設定は、マイクの正面と背面の両方から録音します。これは対面式インタビューのポッドキャストやストリーミングに理想的です。双指向性設定は、感度領域を狭くし、両側から来る雑音を最小限に押さえます 。

※ボタンを押さなくても、専用無料ソフト「LOGICOOL G HUB」からの切り替えにも対応。

英語の説明書きも付属しているので、指向性のイラストを見ればイメージできるかと思います。あと、手持ちのマイクなどとは違い上から話すのはNG。垂直方向からサウンドを収音するサイドアドレス型となっている。

Yeti X 特徴

  • 4つの指向性で音源を正確に集音し明瞭で高音質なサウンドを実現
  • ボイスレベルが一目でわかる高解像度LEDメーター
  • マイクゲインやミュートなどをコントロールする多機能スマートノブ
  • ライト設定を好みの色にカスタマイズ可能
  • 専用無料ソフトでエフェクトをかけられる

専用無料ソフト「LOGICOOL G HUB」

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ロジクール公式サイトから「LOGICOOL G HUB」のダウンロードができます。

LOGICOOL G HUB を起動し、Yeti Xを選択。マイク設定のBLUE VO!CEを有効化することで様々な機能が使えるようになる。右側にあるNVIDIAは、RTXシリーズのGPUを搭載しているパソコンだと、ノイズとエコーを除去するNVIDIA Broadcastのプラグインを使うこともできます。自分の環境ではうまく機能しなかったのですが、BLUE VO!CEでもノイズ除去してくれるため必要ないかも。

BLUE VO!CEを有効にすると、カスタマイズされたBLUE VO!CEプリセットを選択できます。あらかじめ上部のマイクテストから音声を録音しておけば、再生しながら音の違いを比較できる。プリセットから自分で調整すると、カスタムプリセットにオリジナル設定として追加されます。

イコライザーの隣にある信号クリーンアップから細かな調整ができます。

  • ノイズリダクション
  • ゲート
  • コンプレッサー
  • ディエッサー
  • デポッパー
  • リミッター

各項目の右側にある「…」からさらに詳細な設定も可能。

ノイズリダクションの詳細設定には、感度、リリース、バイアス、最大減衰の調整ができる。この初期設定のままでもしっかりノイズが除去され、クリアな音源で再生してくれます。

BLUE VO!CEの右側にある文字飾りでは、音声にリアルタイムでエフェクトを掛けることができます。エイリアンやロボット、男性や女性っぽい音声などに変換できる面白い機能です。ただし、電子音が強くなるため好みが分かれるかも。

ピッチの右側にある周囲に3種類のエフェクトがあり、ピッチとの組み合わせでBLUE VO!CE効果が出来上がっています。

  • 残響
  • リングモニター
  • 時間遅延

有効にすると「…」から詳細設定を編集できます。

マイク設定の下にサンプラーがあります。「サンプルを使ってカスタムマクロを作成、またはサンプルをキーに直接割り当て。」とあり、他のLOGICOOL G HUB対応製品に割り当てができそうです。

ライト設定では、色と効果を変更できます。色はクリックするとカラーバーが表示され、効果は常時点灯する固定と、呼吸しているようなブリージングの2種類。ブリージングは速さも変えられます。

  • ライブ/ミュートは、スマートノブの光り方
  • モードは、マイクとヘッドフォンのアイコンの色
  • メータリングは、ボイスレベルの「ピーク、大きい、標準」の3色設定可能

パターンは背面のポーラパターンアイコンの色。デフォルトではすべて白になっています。

3.5mm出力の設定でヘッドフォンの調整もできる。

BLUE VO!CEを有効にすると、ノイズを軽減しクリアな音声になるため、導入必須のソフトウェアです。品質の高い音源を作成したい人には、かなり強力なUSBマイクになるかと思います。ただし、集音性能が優れているため、音を拾いすぎてしまうデメリットがあるのも認識しておくこと。

公式サイト:Logicool

まとめ

「ストリームカム C980」と「Yeti X」は、SNSのライブストリーミングや映像クリエイターに最適の機材。ハイクオリティな配信向けなので安くはないけれど、専用無料ソフトが使えることを考えればそこまで高くはないかもしれない。Amazonのレビュー評価も良いので参考にしてみると良いかと思います。

公式サイト:Logicool

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