HUAWEI P8 liteの新しい更新プログラムが提供された。Androidバージョン6.0になり、変更点もいくつかある。ポケモンGOが落ちるなどの不具合も改善され、アップデートで快適になるようだ。
新しいバージョンの更新方法
ソフトウェアアップデートは7月29日(金)以降、順次スマートフォンに更新通知が届く。約1か月で全て人がアップデート可能となる予定のようだ。更新通知が来なくても、設定のシステムの更新にて「更新の確認」をタップすると新しいバージョンが表示される。
新しいバージョンをタップするとダウンロードおよびインストールの画面になる。ここで注意したいのが更新データの容量、1.01GBもあるのでWi-Fi環境で行うのが無難。ダウンロードが完了したらバックアップとインストールの選択肢が表示される。大事なデータがあるときにはバックアップをしてからインストールすることをすすめる。
新しい更新が表示されないときは
Google PlayストアからHiCareというアプリをインストールして、ROMのアップグレード申請からアップグレードが可能になるようだ。自分が持っている端末は更新が表示されたが、友人が持っているP8 liteでは更新の確認をタップしても表示されなかったようで、このアプリから無事更新ができたという。
もともとのブラウザがなくなりChromeに
更新データをインストールすると、地球儀アイコンのブラウザがなくなっている。アイコンがないだけでなく、ブラウザアプリ自体が消去されていて、既定のブラウザがChromeとなるようだ。今まで使っていたブラウザに登録してあったブックマークなどは、復元することはできないのであらかじめChromeに移しておいた方が良さそうだ。初期段階からいじってなければ、ChromeはGoogleのフォルダでまとめられているので、ロングタップして元に合ったブラウザのところに移しておくと使いやすいだろう。
Google Play開発者サービスの更新
アップデートの更新が完了したら、初めにGoogle Play開発者サービスの更新をする。これををしておかないと不具合が起こる可能性が高い。更新後に起動してくれないアプリなどがあった場合には、一度端末を再起動してみると改善される。自分の場合Dropboxが起動しなかったが、再起動で問題なく使うことができた。
ロック画面の画像が毎回変わる
更新後、画面をロックしているときの壁紙が毎回変わる仕様になっていた。クオリティの高い写真がロックするたび次々と入れ替わり、ついつい見入ってしまった。この壁紙はギャラリーのマガジンロック画面というフォルダに収納されている、16枚の写真が反映されているようだ。また開いたときのホーム画面の壁紙は黒くてシックだが、少し暗い印象を受けた。
コンパスアプリが追加された
新たにコンパスアプリとHiCareというアプリが自動で追加されている。コンパスは方角だけでなく、角度や水平も測れる高機能なアプリ。HiCareは簡単に言うとサポートアプリのようで、更新が表示されなかった人には役に立つ。しかし日本語を選択してもマニュアルは英語表記になってしまっているのであまり使うことはなさそうだ。
緊急速報メールに対応
大きい不快な音で地震を知らせてくれる、地震津波警報システムETWSの受信に対応したようだ。ドコモから販売されている端末は対応しているが、SIMフリー端末では未対応のところが多く、緊急速報メールの代わりにアプリで対応するしか方法がなかった。アップデートしたP8 liteならSIMフリー端末のデメリットの1つがなくなる。ちゃんと機能するか、試せないのが残念なところ。緊急速報設定の画面を開くには、設定のその他にある緊急速報メールをタップして、下のメニューから設定画面を開くことができる。
保護されたアプリを再設定する
バッテリーマネージャーの保護されたアプリで、画面がオフになってもアプリの実行を許可するアプリが増えていた。ChromeやGoogleマップなどが有効になっていたので、以前の設定と違っているようならオフにしておいた方が電池持ちは良くなる。オフにすると毎回アプリを起動するようになるので、使う頻度が多いアプリはオンにしておいた方がスムーズかも。確認は、設定の下の方にある詳細設定のバッテリーマネージャーから。
スクリーン録画ができるようになった
ショートカットの編集画面を見てみると、スクリーン録画というのが追加されていた。ショーカットに追加しなくても、電源ボタンと音量を上げるボタンの同時押しで開始できる。スクリーンショットは音量を下げる方を同時押しなのでのその逆となる。録画ができるのは最高で5分、しかし1分ぐらいごとに分割されてしまう。試しにポケモンGOを録画してみたところ、録画はスムーズにできた。音はマイクから拾っているようで、ゲームの音楽だけでなく、外の音まで録音した。ゲームの音を大きくしていれば、周りの音は気にならないレベルまでできそう。
電源ON/OFFタイマーが追加された
スマートアシストに電源ON/OFFタイマーが追加され、事前に設定した時刻での電源のオンオフが可能となった。アラームをセットするような感覚で、曜日を決めたり繰り返し設定も自由度が高い。就寝時や職務中に合わせて設定をしておけば、電池の持ちを長くすることもできそうだ。
ポケモンGOが落ちる不具合が改善
以前のバージョンでは、マップを回転させると落ちるという不具合が多くあったようだ。スペック的には問題ないのに、ほとんど遊ぶことができない人もいたという。個人の使用状況により違いがあるのか、自分のP8 liteではまれにフリーズしたり落ちたりするものの、比較的まともに動作してくれていた。今回のアップデートで不具合が改善され、落ちることなく快適に動作するようになるという。今まで遊べていなかった人はアップデート後に試してみるのが良いだろう。
まとめ
今回のアップデートで、ポケモンGOがフリーズしたり落ちる不具合が改善された。ポケモントレーナーはアップデート必須だ。さらに追加機能で、緊急速報メールの対応とスクリーン録画ができるようになり、とても便利になったと思う。また見た目はシックな感じになり、ロック画面はおしゃれで気に入った。1つだけ注意するのが、もともと入っていたブラウザがなくなるので、ブックマークをChromeに移してからアップデートするように。
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