Zenfone 8 防水おサイフケータイ搭載コンパクトハイエンド

Zenfone 8 は、5.9インチの持ちやすいボディが魅力のハイエンドスマホ。ASUS製品で初めて、おサイフケータイと防水・防塵にも対応した。

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Zenfone 8 スペック

本体カラーオブシディアンブラック
ムーンライトホワイト
ホライゾンシルバー
プラットフォームAndroid™ 11 (ZenUI)
プロセッサーQualcomm® Snapdragon™ 888 5G (オクタコアCPU)
メインメモリ8GB
16GB
表示機能5.9型ワイド AMOLEDディスプレイ
Corning® Gorilla® Glass Victus
2,400×1,080ドット (フルHD+) (120Hz)
Adreno 660
記憶装置128GB (UFS 3.1)
256GB (UFS 3.1)
サウンド機能Hi-Res
Dirac HD Sound
デュアルスピーカー内蔵
トリプルマイク内蔵
アウトカメラ6,400万画素 広角カメラ内蔵 (メインカメラ)
1,200万画素 超広角カメラ内蔵 (2ndカメラ)
LEDフラッシュ
インカメラ1,200万 広角カメラ内蔵
センサーGPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)
加速度センサー
電子コンパス
光センサー
近接センサー
ジャイロスコープ
指紋センサー(画面内認証)
通信機能IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz)
Bluetooth® 5.2
FMラジオ
NFC
通信方式5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42
キャリアアグリゲーション:6CA(DL)/2CA(UL) 対応
W-CDMA:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
インターフェースUSB Type-C×1 (USB 2.0)
nanoSIMスロット×2
カードリーダー非搭載
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
防水・防塵IP65/IP68
バッテリー4,000mAh
最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応)
サイズ高さ:約148mm
幅:約68.5mm
奥行き:約8.9mm
質量約169g
主な付属品USB ACアダプターセット
SIMイジェクトピン
専用ケース
ユーザーマニュアル
製品保証書

Zenfone 8 外観レビュー

左上パンチホールタイプの5.9インチAMOLEDディスプレイに、画面内指紋認証に搭載。リフレッシュレートは、120Hzの滑らか表示に対応。防水おサイフケータイ対応のコンパクトデザイン。

背面に、デュアルカメラを搭載。カラーは、オブシディアンブラック。他に、ムーンライトホワイトとホライゾンシルバー の全3色が用意されている。※サンプル機のため管理番号が貼られています。

右側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。電源ボタンは、長押しと2回押しに機能を割り当てられるスマートキーに対応しています。

左側面には何もない。

上部には、マイク穴とイヤホンジャック。受話口はスピーカー兼用。保護フィルムは張られていないが、強化ガラスに最新のCorning® Gorilla® Glass Victus™が採用されていて強度は十分。

下部に、SIMスロット、マイク穴、USB Type-C、充電ランプ、スピーカー。充電ランプは、充電中がオレンジ点灯、充電完了で緑点灯。充電していないときに未確認通知があると点滅で知らせてくれる。ただし、画面が点灯すると通知確認したことになり消灯してしまう。

付属品は、USB Type-C コード、30WのACアダプター、専用ハードケース、SIMイジェクトピン、ユーザーマニュアル、製品保証書。本体カラーがホワイトとシルバーでは、ケースの色はグレーになるようです。

Zenfone 8 ベンチマーク

機種
プロセッサー
Zenfone 8
Snapdragon 888 5G
Mi 11 Lite 5G
Snapdragon 780G
Geekbench 5シングル:1121
マルチ:3595
シングル:790
マルチ:2366
3DMark
Wild Life
56703155
PCMark
for Android Benchmark
161308941

Zenfone 8 の高性能モードで計測したスコアを、おサイフケータイ対応で性能の良いMi 11 Lite 5Gと比較してみても、パフォーマンスにかなり違いがあるのが分かる。ただ、高性能なほど、発熱と電力消費が多くなるのはデメリット。コンパクトモデルなので、ここまで性能が高くなくても良いような気もします。

システムモードを変更すると、どれくらいスコアが変わるか調べてみたので別記事も参考に。

Zenfone 8 バッテリーテスト

テスト結果駆動時間の違い電池残量20%まで
高性能6時間5分-3時間42分5時間5分
ダイナミック9時間47分デフォルト8時間10分
省電力9時間32分-15分8時間9分
超省電力9時間40分-7分8時間3分

PCMark の Work 3.0 battery life で、システムモードごとにバッテリー持ちを計測してみました。高性能だとバッテリー持ちがかなり悪く、他のモードでは大きな違いはなく誤差の範囲。省電力と超省電力は、特にスリープモード時に節約できるようです。普通に使うならダイナミックモードのままで良さそう。

急速充電の速度を計測

急速充電は、最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応)。電池残量を15%まで減らした状態から、どれくらいの速度で充電できるか計測してみました。

充電時間電池残量回復量回復差
開始時15%0%0%
30分71%56%+56%
1時間99%84%+28%

高性能モードの大幅な電池消費があっても、これだけの速度で充電できれば安心。

リバースチャージ対応

Zenfone 8 本体から給電するリバースチャージにも対応しています。OGT対応ケーブルでつなげば、他のスマホやiPhone、ワイヤレスイヤホンなどの充電が可能。

Zenfone 8 の便利機能

Zenfone 8 には、Android 11 をベースにした ZenUI 8 を搭載しています。便利な機能がたくさんあり、カスタマイズ性が高いのも特徴。電源ボタンにはスマートキーとして、2回押しと長押しに特定のアプリやシステム機能を割り当てらたりします。

他にも、システムモードでパフォーマンスを変更したり、バッテリーの寿命を長くするバッテリーケアなど、柔軟なカスタマイズが可能。ゲーム用ツールの Game Gnine にも便利機能がたくさんあるので別記事を参考に。

Zenfone 8 カメラ機能

背面のカメラは、6400万画素のメインと1200万画素の超広角のデュアルカメラ。前モデルの Zenfone 7で搭載していたフリップカメラは、Zenfone 8 Flip としてブラッシュアップされています。

インカメラは1200万画素。左上のパンチホールタイプで、カメラ起動時にはランプが点灯する。

カメラを起動するとフレーム内に山のアイコンがある。左側の山をタップすると超広角撮影ができます。シャッターボタンは、上にスライドすると最大10秒のタイマー撮影。右にスライドすると最大100枚のバースト(連写)撮影。長押しすると動画撮影ができ離すと停止、長押しのまま上にスライドしてロックするとそのまま撮影することもできる。

ズーム撮影は、フレーム内の右下にある1.0×をタップすると2.0×に切り替え。さらにズームしたいときは、ピンチアウトもしくは山のアイコンの長押しからスライドバーで最大8倍まで可能。8倍ズームでもそれほど画質は粗くないため実用的です。

左上の設定から、カメラ解像度の変更や、AIシーン検出の機能をオンにしたりできます。

AIシーン検出がオンの状態だと、認識したとき右上にアイコンが表示される。空を写したときにはスカイを、木を写したときにはグリーンを認識した。

スライドしてその他を開き、右上の鉛筆アイコンからカメラモードの編集ができます。よく使うものを並べ替えておくと便利。

動画モードでは右下のマイクマークをタップすると、風切り音の軽減、マイクフォーカスのオンオフを切り替えられる。PROビデオモードでは、録音方向を3Dサラウンド、マイクフォーカス、前方、後方という4つのモードに対応。それと被写体に合わせてズームする自動フォーカス機能も搭載しています。また、上部にある手のアイコンをタップすると、強力な手振れ補正機能 HyperSteady を有効にできます。

ポートレートモードでは、左下で絞り値の調整、右下は美人エフェクト。肌のトーン、ファンデ、美白、目の大きさ、小顔を段階的に補正できます。インカメラのポートレートでも同様。

パノラマ撮影は、縦横どちらの向きでも対応しています。

通常の撮影モードで、花を被写体として撮影してみたところ、しっかりフォーカスしてくれた。

通常撮影(左)夜景モード(右)を比較してみると、明るくなり白飛びせずにはっきり写っていた。夜景の撮影は通常の写真モードでも、設定の夜景撮影を自動検出がオンとなっていれば自動で認識してくれます。左下に三日月のアイコンが表示されているときは検出されている状態になる。ただし、シャッタースピードの変更はできず4秒固定となるようです。夜景モードなら、シャッタースピードを7秒に変更可能。

カメラを長時間使っていると、熱を持ってしまうようです。警告通知が出てしまうので、冷ましてから使う必要がある。

カメラ性能

アウトカメラインカメラ
写真4:3(64MP)
4:3 ●
16:9
1:1
全画面表示
4:3 ●
16:9
1:1
全画面表示
動画の解像度8K 7680×4230
4K 3840×2160(60fps)
4K 3840×2160
FHD 1920×1080(60fps)
FHD 1920×1080 ●
HD 1280×720
4K 3840×2160
FHD 1920×1080(60fps)
FHD 1920×1080 ●
HD 1280×720
モーショントラッキング4K 3840×2160(60fps)
FHD 1920×1080(60fps)●
スローモーション4K 3840×2160(120fps)
FHD 1920×1080(240fps)●
FHD1920×1080 (120fps)
HD1280×720(480fps)
タイムラプス4K 3840×2160
FHD1920×1080 ●
HD1280×720
ズーム写真:最大8倍
動画:最大4倍
その他機能
カメラモード
AIシーン検出
美人エフェクト
広角撮影
ポートレート
パノラマ
夜景
PROモード
PROビデオ
ドキュメント
美人エフェクト
ポートレート

※●が初期値

楽天モバイルやDSDSの動作確認

SIMスロットはDSDV対応で、表と裏にnanoサイズのSIMが入る仕組み。microSDカードには非対応のため、外部ストレージの拡張はできない。楽天モバイルやいくつかの格安SIM動作確認してみました。

上記すべてのSIMでデータ通信を確認できた。それと、ドコモのガラケーSIM(FOMA)でも着信できたので、DSDSでの運用もできそうです。

楽天モバイルの製品の対応状況確認でも、すべての機能がご利用いただけますとなっています。ただし、「確認済OS/SWバージョン:Android 11 / WW_30.11.51.112」と表記されている。これ以前のバージョンだと対応していないのでアップデートが必要。

手動アップデート方法

通常は更新があると通知が来るのですが、サンプル機のためか更新ができない状態でした。手動で更新したので参考に。

  • ASUSダウンロードセンターから最新のバージョンをダウンロード
  • ダウンロードしたzipファイルを内部ストレージのトップに移動
  • 再起動をするとシステムアップデートファイルを検出しましたと通知される

ゲームの動作確認

ゲームアプリは、Game Geine に追加することで専用のゲーム機能を使うことができるようになる。追加したアプリ起動時に、画面左から右にスワイプするとゲームツールバーが開きます。

アラートなしメッセージ通知をブロック
着信拒否着信通知をブロック
明るさ固定明るさの自動調整の無効化
リアルタイム情報画面下側(移動可)にリアルタイム情報を表示
・CPU
・GPU
・電池残量
・システム温度
・FPS(ベータ)
・電池残量を表示(ベータ)
項目のオンオフは、設定→拡張機能→Game Genie
ナビブロック誤動作を避けるためナビゲーションバーをブロック
ショートクリップ数秒前を録画してくれる機能
・5秒
・10秒
・20秒
・30秒
リフレッシュレート4段階で変更可能(ゲームが対応している必要あり)
・AUTO
・60Hz
・90Hz
・120Hz
データのみ通話を無効にし着信によるネットワークの切断を防ぐ
最適化タップでシステムを最適化
マクロゲームを自動化するマクロを作成
録画タップすると3秒後に録画開始
クロスヘア任意に位置にマーカーを表示できる
ロックタッチタップすると画面がロック
2本指で上にスワイプすると解除
検索起動しているゲームのビデオやWeb情報を表示
ブックマークをしておくことも可能

ポケモンGOはツインアプリ対応

設定→拡張機能→ツインアプリで、ポケモンGOを複製することができます。違うアカウントでログインをし画面分割をすれば、同時にプレイすることも可能。マルチウィンドウは、クイック設定パネルから起動するか、すべてのタスクを表示しアプリアイコンの長押しで選択。ナビゲーションバーのマルチタスクに割り当てることもできます。

Google play 開発者サービス(AR)(旧 ARCore)にも対応しているため、AR+でも楽しむことができる。

原神のバッテリー消費

グラフィックス設定は、中がデフォルト。この設定のまま、システムモードをダイナミックで1時間プレイしてみたところ、バッテリー消費は27%も減少。端末上部は温かくなりシステム温度は44%まで上昇していた。

PUBGの初期設定

グラフィックの初期設定は、クオリティがHDで、フレーム設定は高になった。FHDもダウンロードをすることで対応可能になる。FHDではウルトラまで、HDR以下なら極限の選択もできた。

Zenfone 8 購入先

公式サイト

ECサイト

格安スマホセット

まとめ

Zenfone 8 は、片手で持ちやすい防水おサイフケータイ対応のハイエンドスマホ。逆に高性能がゆえに、電池持ちと発熱は気になるところ。コンパクトサイズでここまでのハイエンドモデルは他にはないため、デメリットを認識したうえで購入を検討すること。

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